Category Archive: books

インフルだ!エンザだ!と周章狼狽する前に

インフルだ!エンザだ!と周章狼狽する前に

新型インフルエンザによその人が罹ったとか罹らなかったとかで大騒ぎしていますが、とりあえずスーザン・ソンタグの『隠喩としての病』を読んでみてはどうでしょう?私が教員になりたてのころ、この原書をテキストに使...

 

瀧野隆浩 『宮崎勤 精神鑑定書 「多重人格説」を検証する』 (講談社)

瀧野隆浩 『宮崎勤 精神鑑定書 「多重人格説」を検証する』 (講談社)

連続幼女誘拐殺人の宮崎勤死刑囚に対して死刑が執行されました。20年になるんですね。 彼が逮捕された頃はちょうど大学生で、場所は八王子、おまけに常人逮捕だったということで強く印象に残っています。夏の暑い盛りだ...

 

ジェフリー・アーチャー 『十二枚のだまし絵』 (新潮文庫)

ジェフリー・アーチャー 『十二枚のだまし絵』 (新潮文庫)

私の好きな、そして仕事っ気抜きで気楽に読めるジャンルが探偵小説や法廷ミステリー、そして今日紹介する本のようなミニミステリーです。ジェフリー・アーチャーはロンドン市議会議員やコモンズの議員を最年少で務めた...

 

エラスムス 『平和の訴え』 (岩波文庫)

エラスムス 『平和の訴え』 (岩波文庫)

高校生の頃『痴愚神礼賛』を読んで以来ずっと感じていたのですが、エラスムスはどこか不真面目な人であるという印象を持っていました。それは扉絵のところに載せられていたホルバイン作の、口元に皮肉な笑みをたたえ...

 

中島敦 『李陵・山月記』 (新潮文庫)

中島敦 『李陵・山月記』 (新潮文庫)

中島敦を知ったのは、他の人と全く同じように高校の国語の教科書で「山月記」を読んだ時でした。最初は漢語ばかりで教科書の下段にあった注釈もうるさく非常に取っつきづらそうな印象で、むしろ心に残ったのは章末に...

 

ディケンズ 『我らが共通の友(全3巻)』 (ちくま文庫)

ディケンズ 『我らが共通の友(全3巻)』 (ちくま文庫)

現代のように様々な娯楽や情報がなかった時代に書かれた文学は、時に背表紙を見ただけでたじろいでしまうような厚さのものがあります。トルストイやドストエフスキーなどロシア文学、今回紹介するディケンズやサッカ...

 

平井正穂編 『イギリス名詩選』 (岩波文庫)

平井正穂編 『イギリス名詩選』 (岩波文庫)

保育園の頃から落ち着きなく出歩き、小学校の通知票の「生活態度」欄(こんな内面に踏み込むな、、と子供の頃から思っていました)では6年間「落ち着き」が最低評価。目に付くもの、興味が沸いたものに何でも飛びつ...

 

アーサー・K.Jr. ウィロック 『フェルメールとその時代』 (河出書房新社)

アーサー・K.Jr. ウィロック 『フェルメールとその時代』 (河出書房新社)

The Universe of English (下記参照)の冒頭は絵画論で、テーマは16-7世紀のオランダ絵画でした。その中でももっとも有名なのがこのデルフトの画家ヨハネス・フェルメールです。本書は2000年(日蘭交流400周年)を記念して開かれた「フェルメール展」の...

 

『泣くものか―作文集』 養護施設協議会(亜紀書房)

『泣くものか―作文集』 養護施設協議会(亜紀書房)

先日警察庁から昨年一年間の児童虐待死が報告されましたが、49件ということでした。この数が多いか少ないか私には分かりませんが、少なくとも死に到らない虐待の数は相当なものに上ると思います。 本書はもう30年...

 

椎名誠 『哀愁の町に霧が降るのだ(上下巻)』 (新潮文庫)

椎名誠 『哀愁の町に霧が降るのだ(上下巻)』 (新潮文庫)

椎名誠を最初に読んだのは、大学4年生の時、親しかった後輩から薦められたのがきっかけでした。たしか『インドでわしも考えた』だったと思います。なぜならば、当時「印度天竺文化研究会」(通称「印天文」)を作ろ...