春夏秋冬と書くと一年は春から始まるようだが、実際には冬から、しかももっとも森閑とした冬から始まる。


だがしかし、この侘びしさの中に力強さを秘めた、武蔵野的風景のキャンパスがもっとも好きである。

やがて春が来て、まずはロータリー前のシダレザクラが開花し、次いでソメイヨシノ、そしてレンギョウやモモなどの春の花が咲き誇る。

ツツジが咲き、アジサイが咲き、やがて夏本番が来て、大学は夏休みに。

静寂

抜けるような秋空のもと後期が始まり、落ち葉が増えて紅葉の季節になる

そして再び冬が近づいてくる

2013年の秋に、ふとAmazonで見かけたミラーレス機が安かったので発作的に購入し、そのまま写真にどっぷりと嵌まってしまった一年であった。

初日の出。とてもよい天候であった。

明治の学生が指摘した灯る学費

寒すぎて、星座がクッキリ。

猪瀬知事のリザインを受けての都知事選もあった。福島瑞穂氏にピンを合わせたのに、ハルクに引かれた失敗写真。たまたま新宿を通りがかったときにいてはった。

写真業界の祭り、CP+にも行ってきた。大雪予報が翌日(2/14)に出ていたが...

予報通り、聖バレンタインデイの大積雪。消防も出動するほどの大雪害。

しかし、大雪のさなかにも春は芽吹き

梅が咲き

桜も咲いた。

信濃町にも寄らせていただいて

ハナミズキのシーズンになった。

ツツジの季節が来て、根津神社のつつじまつりに。

そして多摩地区の大停電が起こった。

五月には江戸東京たてもの園を初訪問し

紫陽花の季節が過ぎて

瞬く間に夏が全力でやってきた。

夜空を彩る花火大会があり

神保町でアイスヴァインを喰い、ドイツビールを鯨飲し

八王子祭りもあった。

暑い中、オセロットに会うためにズーラシアに行き

チーターに会うために多摩動に行ってきた。

ふと撮った夏の夕景写真がどういうわけかFlickrの"Awesome Skyscapes"に紛れ込んで選出されてしまい

スーパームーンの晩は横浜に行き

夜景を撮りに聖跡桜の夕日の丘に登り

ヒガンバナを撮り紅葉を撮り、イチョウを撮った。

レイシズムに怒って行進し

ビールを飲まんと高尾山に登った。

やがて年末選挙の頃には街にイルミネーションが溢れ

今年最後の満月も西の空に沈み

一年が暮れようとしている。