来年の手帳を購入した。
今年に引き続いて Smythson の Memoranda にした。
2013年版から、ページ上の角にミシン目が付けられ、一週終わるとちぎりとれるようになった。
この手帳はとにかく軽い、1年分とは思えないぐらい軽い。そして三方金を打ってあるためによれる事もなくて丈夫である。
パソコンを新調したものの付属のキーボードに納得できず、数日間迷ったあげくリアルフォースを購入した。
ネットでは定評のあるキーボードだがやはり実物を触ってみないと実際のところはわからないので、新宿西口のヨドバシカメラで試し打ちしてみて決めた。この機種以外にもCherryの黒軸、茶軸、青軸をつかったFilco製のMagjestouch各種も試し打ちしてきた。
Majestouch(黒軸) 噂に違わず相当に重めの荷重。底打ちしないタイピングだと戻りも速いので速度が出そう。
Majestouch(茶軸) 黒軸よりもずっと軽くて打ちやすそうなキーボードであった。
Majestouch(青軸) さらに軽いタッチで、高めのクリック音が出る。BGMをガンガンに流しながらゲームをやる人には一番向いてそうなキーボード。
Realforce 108UH タッチの重さは茶軸と同じくらいだが、音があまり出ない。
値段から考えてMajestouchの茶軸にしようと思ったが、Amazonでは相当に値引きされているし、ちょうどポイントも貯まっていたので思い切ってRealforceを選択した。
種類はキー配列、色、インターフェース、荷重、かな印字あるなしで選択できる。
注意すべきはインターフェースで Majestouch と違いPS/2とUSBの変換はサポートされていない。とくにUSB→PS/2は動かない模様で、同社のホームページでも注意されているし、実際に試みて動かなかったという報告がネット上でもされている。
色やかな印字の有無は趣味だが、荷重は自分に合ったものを買った方がよい。薬指や小指の触れるキーが軽めの荷重になっている変荷重モデルもありそちらの方がおすすめかもしれない。私の場合は厳密なホームポジションを守った打ち方ではなく、サックス吹きだから薬指や小指もそこそこ力があるので、統一荷重45gのモデルを選んだ。また統一荷重で30gという軽いものもあるのでそちらも検討に値する。
キーボードはパソコンの筆記具と考えると、自分が使いやすいものをそろえるのは大切なことだと思う。
これまでシステム手帳、クオバディス、ほぼ日手帳を、飽きたら取り替えるという感じで毎年交互に使ってきたが、今年は新しい挑戦をして息巻いている。
Smythson の綴じ手帳を取り寄せたからである。
スマイソンは1887年、ロンドンのボンド街に開店した文具店で、来年で125年(1世紀と4半世紀)を迎える老舗である。特にその紙類は "Featherweight Paper" と呼ばれ、薄くて軽いのに裏抜けしない紙として定評がある。手帳にも同種の紙が使われていてずっと欲しかったのだがなにせ高い!50ポンドほどするから普段は縁のない手帳として敬遠してきた。しかし、ここしばらくの円高でかなり安く買えるようになったので、思い切って購入してみた。
このような箱に入って届けられる。リボンもかけられていたが外して捨ててしまった。
"CELEBRATING 125 YEARS" の文字が2012年度版の特色か?
マンスリー(月別ページの部分)はなく、年間予定表がある。これは少し残念。
ウィークリー(週間ページ)はいわゆるレフト型。左ページに月曜始まりのスケジュール欄があり、右ページがノート。
そして問題のフェザーウェイトペーパー。その品質を証明するように透かしが入っている。
したがって手帳自体も、かなりページ数があるにもかかわらず、非常に軽い。
そのほか前の方に情報ページ、後ろには路線図が付いているが、イギリスとアメリカの文化情報とロンドン、マンハッタンの路線図なので、眺めて楽しむ程度である。
円高ゆえの贅沢だが、使い勝手がいいようならば、今後も使おうと思う。
今年の手帳は、以前の記事でも紹介したようにクオバディスのエクオロジーを使う予定であった。ところがこの手帳が突然の驟雨にやられ、濡れてダヨンダヨンとなってしまい、買い替えを余儀なくされた。同じものを買ってもいいのだが、久しぶりに「ほぼ日」手帳の4月始まりを使ってみることにした。本当はもっと早くに書く予定であったが、地震があったりして紹介が遅れた。
実はこれ、右下にちょっとだけ写っているが、ディズニーのミッキーマウス柄なのである。とはいえ上下左右全部ミッキーミッキーミッキーという、ディズニーショップで売られているような幼稚な感じのするものなら食指が動かなかったが、さりげなくミッキーがあしらわれているところが気に入った。
このようにしおりにもミッキーが描かれている。
そして実は、このカバー全体がミッキーマウスカラーなのである、
ビニールカバーをかけているせいで、少々オイリーでグリージーなミッキーマウスではある。
来年の手帳を通販で購入した。
クオバディスのエクオロジー、、、エコロジーとクオバディスのクオを引っ掛けたネーミングに脱帽 😛
カバー、紙、インクとすべてこだわっているようで、中身だけの販売はない。
注文したのはいつもどおりオレンジ。ただルナのオレンジと比べるとずいぶん赤っぽい。開封した時、間違えて赤が届いたんじゃないかと思ったほど。このカバーも土に埋めておくと分解されるエコ仕様とのことだ。手触りは、革とまでは行かないけれどソフトタッチ。
見開きには、どれほどエコ仕様かの説明が書かれている。
マンスリーカレンダー。以前のクオバディスにはこれがついていなくて、ユーザーは仕方なしにダイゴーのマンスリーみたいな超小型のマンスリー手帳をはさみこんで使っていたが、数年前からジャパンエディションに限りつくようになった。
拡大していただくとわかるように、再生紙なのでところどころゴミが入っていて、漂白したような白い紙ではない。
こうなると、特に万年筆ユーザーにとって心配になってくるのが滲みと裏抜けだが、ペリカンのBBカートリッジで書いたところ、どちらもおきなかった。
久しぶりに文房具ネタを一つ。
最近、ボールペン業界では「なめらか戦争」というのが起こりつつあるようだ。
きっかけはPentelの「ENERGEL EURO(エナージェル・ユーロ)」であろう。
実に書き味のよいゲルペンである。私もちょっとした書類に記入する時はこれを使用している。また太字の赤を使って採点をするととても楽。スムーズに丸だのバツだの三角だのを付けられるのだ。しかしこれはジェルペンのこととて、キャップのないノック式だとペン先が乾くのかこの方式のものは出ていない。
そこへ、従来の油性とジェルペンのなめらかさを融合したといううたい文句で殴りこんできたのが、ZEBRAの「Surari(スラリ)」。ZEBRAはサラサ(ゲルペン)のようにオノマトペ(擬音・擬態語)のネーミングが得意なのだろう。エマルジョンインクというインクを開発したそうで、要はマヨネーズのように酢と油、いや水性と油性を乳化させたインクが「油性のしっかりした手応えと、水性(ジェル)のなめらかさを両立させ」ているそうだ。なめらか指数というよく分からない指数でもNo.1 ということで大々的な広告と店頭の煽りを展開している。
しかしながら、このペンの本当の価値は「キャップ式ではない」ことじゃないだろうか?日常の場面でさっと使う時にキャップ式ではいかにもまどろっこしいのでやはりノック式がよい。キャップレスでもペン先の乾かない、あるいは乾きづらいなめらかインクというのがこの商品のコンセプトなのではないかと思う。
そこで再びPentelが巻き返しに打ち出した商品が、同じノック式の「VICUNA(ヴィクーニャ)」。こちらは油性インクの粘度を下げた純然たる油性ボールペン。やはり「世界一のなめらかさ」という、小学生の「100万円」ぐらい曖昧で漠然とした指標でなめらかさを強調している 8)
両方の青インクを使った感想だが、うーむ、分からない 😉 どちらも同じように書き味が柔らかで、もはや人間が感知できる差異ではなくなっているような気がする。ただ若干Sarariのほうが水っぽい感じでVICUNAのほうに粘りを感じるのは先入観だろうか。今のところ三菱鉛筆とパイロットは「消せる消せない戦争」を繰り広げていて「なめらか戦争」には入っていない。しかし日本人の習性としてある方向に走り出すと、文房具で言えば極細競争、オーディオ界のミニコンポ戦争などのように、歯止めが利かなくなる傾向がある。なめらか戦争もあまり過熱すると、そのうちなめらか過ぎてダダ漏れのインクなんてのが登場するのではないだろうか? 😛
ところでインク色だが水性やゲルペンのように派手な違いはなく、どちらも落ち着いて少し紫の色味を含むボールペンの青である。結局私の好きな青はパーカーペンマンの「サファイア」系統の純青なので、EUROを使い続けることになると思う。黒・青・赤を出しておけばよかんべイズムはよして、もうすこし青の色味などにこだわってもいいのではないか。見ている人は見ているものだから。
追記(6/6) 先日文房具屋に行ったところ、ENERGEL EUROのノック式が売られていた。そうなると、Pentelのこの2本はジェル式と油性の違いをコンセプトにしたと言えるのかもしれない。
年末から年始にかけて、TSUTAYAでビデオを借りては観ていた。名探偵ポワロシリーズ、一枚100円で一週間借りられる。
その一枚、『ナイルに死す』でポワロさんが使っていたメモ帳がやけに洒落ていたので、ネットで調べていたらPen-Houseにあった。CarrsのAbodeメモバインダ。同じものはどうかは分からないが、ブランドがイギリスのCarrsだし、類似のものがなかなか見つからないので、おそらくこれではないかと・・・
というわけで注文して先日届いた。
かなり小さいので、これに合うメモ帳がなかなかない。一冊目はセットされていたのだが輸入代理店ではリフィル等のサプライはしていないということ、購入前にPen-Houseに尋ねて返事をもらっていた。一案として、名刺サイズの情報カードを挟むという方向を考えたが、これは綴じられていないので使いづらそうだ。同じ理由で適当な大きさのメモ帳を切って挟むのも却下。そうこうしているうちにネットで見つけたのがツバメノート ライモン、名刺サイズのメモ帳だそうだ。これならちょうど間に合いそうなので、今度注文してみようと思う。
今はコンピュータのワープロ専門ですが、以前手書き原稿を書くときに使っていてもっとも手に馴染んだ一本といえるのがこの「ペリカン・スーヴェレーン・800」です。
ペン先はM(中字)ですが、外国モノは国内よりも若干太めなので、パイロットの万年筆でいう太字ぐらいの太さがあります。ノートにMだと太すぎますが、原稿用紙の桝目にはちょうどいい太さです。万年筆というのは細くなればザラザラ、よくてシャリシャリする傾向にあり、太くなればヌルヌルするのですが同時に筆記角度が限定されてくるわけです。これを上手く研いで解消したのがフルハルターさんなのですが、私のは町の店で買ったものです。
現在、原稿用紙で書く機会が減ってしまったので、宛名書きに使っています。葉書の宛名にちょうどいいサイズなので重宝しています。
書いた宛名を写すわけにも行かないので、手遊びで書いた漢詩を写してみました。曹植の「野田黄雀行」の第一連、
高樹(こうじゅ) 悲風(ひふう)多く
海水 其の波を揚ぐ
利剣 掌(たなごころ)に在らずんば
友を結ぶこと 何ぞ多きを須(もち)いん
という漢詩です。
これより太い場合、ドイツ系の万年筆は横に広がる(つまり横線に比べて縦線が太くなる)ので、どちらかというとアルファベット向きになります。
来年の手帳はシステム手帳にしました。
システム手帳はちょうどバブルの真っ最中にブームが起こり、私などバブルと無関係な日々をつつましく過ごしていた人間にもその波は襲い掛かり、大学の4年ぐらいから大学院の前期課程が終わる頃まで(まさにバブルの絶頂)、私もシステム手帳を手にしていました。といってもその頃は合成皮革のつつましいものを使っていたのですがね。
今回も世界的に有名なfilofaxのように高価な手帳ではなく、日本の堅実なメーカー、アシュフォードのバイブルサイズの手帳にしました。本革(キッドスキン=仔山羊革)ですがそれほど高価ではありません。ただ、ラムスキンに似て、手に吸い付くような肌触りです。
ペンはBICの4色ボールペンがペン挿しとぴったりだったので、これを使うことにしました。本当はしゃれた万年筆などを挿したかったのですが、サイズが太すぎて合いません。
4色は要らないのですが、仕事を青、その他の活動を黒、大事なことは赤と分けているので、多色ペンは使いたいのです。
マンスリー部分は、以前の記事でも書いたように「週単位」で予定が立っている生活なので「カレンダー式」に。
ウィークリー部分は、今年もクオバディス風にヴァーティカルにしようかとも思ったのですが、メモがとりやすいよう「レフト式」にしました。
右ページがメモ帳なのですが、アシュフォードのリフィルは日単位の区切りがあるだけで無地です。本当は横罫、もっと欲を言えば方眼が欲しいところですが、方眼は見当たらず、横罫は他社のリフィルにあります。システム手帳のよさは他社のリフィルを使えるところなのですが、日付のフォントだとか色合いの点で折り合いがつかず、アシュフォードのを利用しました。左側に見えている方眼用紙は穴あきの方眼メモ帳を挟んだところです。
そもそも使いこなせるかどうか心もとないのですが、まあ、こうやってブログに書いてしまえば、書いた手前少し頑張って使い続けるだろうと思って書いた次第です。