来年の手帳を購入した。
今年に引き続いて Smythson の Memoranda にした。
2013年版から、ページ上の角にミシン目が付けられ、一週終わるとちぎりとれるようになった。
この手帳はとにかく軽い、1年分とは思えないぐらい軽い。そして三方金を打ってあるためによれる事もなくて丈夫である。
これまでシステム手帳、クオバディス、ほぼ日手帳を、飽きたら取り替えるという感じで毎年交互に使ってきたが、今年は新しい挑戦をして息巻いている。
Smythson の綴じ手帳を取り寄せたからである。
スマイソンは1887年、ロンドンのボンド街に開店した文具店で、来年で125年(1世紀と4半世紀)を迎える老舗である。特にその紙類は "Featherweight Paper" と呼ばれ、薄くて軽いのに裏抜けしない紙として定評がある。手帳にも同種の紙が使われていてずっと欲しかったのだがなにせ高い!50ポンドほどするから普段は縁のない手帳として敬遠してきた。しかし、ここしばらくの円高でかなり安く買えるようになったので、思い切って購入してみた。
このような箱に入って届けられる。リボンもかけられていたが外して捨ててしまった。
"CELEBRATING 125 YEARS" の文字が2012年度版の特色か?
マンスリー(月別ページの部分)はなく、年間予定表がある。これは少し残念。
ウィークリー(週間ページ)はいわゆるレフト型。左ページに月曜始まりのスケジュール欄があり、右ページがノート。
そして問題のフェザーウェイトペーパー。その品質を証明するように透かしが入っている。
したがって手帳自体も、かなりページ数があるにもかかわらず、非常に軽い。
そのほか前の方に情報ページ、後ろには路線図が付いているが、イギリスとアメリカの文化情報とロンドン、マンハッタンの路線図なので、眺めて楽しむ程度である。
円高ゆえの贅沢だが、使い勝手がいいようならば、今後も使おうと思う。
今年の手帳は、以前の記事でも紹介したようにクオバディスのエクオロジーを使う予定であった。ところがこの手帳が突然の驟雨にやられ、濡れてダヨンダヨンとなってしまい、買い替えを余儀なくされた。同じものを買ってもいいのだが、久しぶりに「ほぼ日」手帳の4月始まりを使ってみることにした。本当はもっと早くに書く予定であったが、地震があったりして紹介が遅れた。
実はこれ、右下にちょっとだけ写っているが、ディズニーのミッキーマウス柄なのである。とはいえ上下左右全部ミッキーミッキーミッキーという、ディズニーショップで売られているような幼稚な感じのするものなら食指が動かなかったが、さりげなくミッキーがあしらわれているところが気に入った。
このようにしおりにもミッキーが描かれている。
そして実は、このカバー全体がミッキーマウスカラーなのである、
ビニールカバーをかけているせいで、少々オイリーでグリージーなミッキーマウスではある。
来年の手帳を通販で購入した。
クオバディスのエクオロジー、、、エコロジーとクオバディスのクオを引っ掛けたネーミングに脱帽 😛
カバー、紙、インクとすべてこだわっているようで、中身だけの販売はない。
注文したのはいつもどおりオレンジ。ただルナのオレンジと比べるとずいぶん赤っぽい。開封した時、間違えて赤が届いたんじゃないかと思ったほど。このカバーも土に埋めておくと分解されるエコ仕様とのことだ。手触りは、革とまでは行かないけれどソフトタッチ。
見開きには、どれほどエコ仕様かの説明が書かれている。
マンスリーカレンダー。以前のクオバディスにはこれがついていなくて、ユーザーは仕方なしにダイゴーのマンスリーみたいな超小型のマンスリー手帳をはさみこんで使っていたが、数年前からジャパンエディションに限りつくようになった。
拡大していただくとわかるように、再生紙なのでところどころゴミが入っていて、漂白したような白い紙ではない。
こうなると、特に万年筆ユーザーにとって心配になってくるのが滲みと裏抜けだが、ペリカンのBBカートリッジで書いたところ、どちらもおきなかった。
年末から年始にかけて、TSUTAYAでビデオを借りては観ていた。名探偵ポワロシリーズ、一枚100円で一週間借りられる。
その一枚、『ナイルに死す』でポワロさんが使っていたメモ帳がやけに洒落ていたので、ネットで調べていたらPen-Houseにあった。CarrsのAbodeメモバインダ。同じものはどうかは分からないが、ブランドがイギリスのCarrsだし、類似のものがなかなか見つからないので、おそらくこれではないかと・・・
というわけで注文して先日届いた。
かなり小さいので、これに合うメモ帳がなかなかない。一冊目はセットされていたのだが輸入代理店ではリフィル等のサプライはしていないということ、購入前にPen-Houseに尋ねて返事をもらっていた。一案として、名刺サイズの情報カードを挟むという方向を考えたが、これは綴じられていないので使いづらそうだ。同じ理由で適当な大きさのメモ帳を切って挟むのも却下。そうこうしているうちにネットで見つけたのがツバメノート ライモン、名刺サイズのメモ帳だそうだ。これならちょうど間に合いそうなので、今度注文してみようと思う。
来年の手帳はシステム手帳にしました。
システム手帳はちょうどバブルの真っ最中にブームが起こり、私などバブルと無関係な日々をつつましく過ごしていた人間にもその波は襲い掛かり、大学の4年ぐらいから大学院の前期課程が終わる頃まで(まさにバブルの絶頂)、私もシステム手帳を手にしていました。といってもその頃は合成皮革のつつましいものを使っていたのですがね。
今回も世界的に有名なfilofaxのように高価な手帳ではなく、日本の堅実なメーカー、アシュフォードのバイブルサイズの手帳にしました。本革(キッドスキン=仔山羊革)ですがそれほど高価ではありません。ただ、ラムスキンに似て、手に吸い付くような肌触りです。
ペンはBICの4色ボールペンがペン挿しとぴったりだったので、これを使うことにしました。本当はしゃれた万年筆などを挿したかったのですが、サイズが太すぎて合いません。
4色は要らないのですが、仕事を青、その他の活動を黒、大事なことは赤と分けているので、多色ペンは使いたいのです。
マンスリー部分は、以前の記事でも書いたように「週単位」で予定が立っている生活なので「カレンダー式」に。
ウィークリー部分は、今年もクオバディス風にヴァーティカルにしようかとも思ったのですが、メモがとりやすいよう「レフト式」にしました。
右ページがメモ帳なのですが、アシュフォードのリフィルは日単位の区切りがあるだけで無地です。本当は横罫、もっと欲を言えば方眼が欲しいところですが、方眼は見当たらず、横罫は他社のリフィルにあります。システム手帳のよさは他社のリフィルを使えるところなのですが、日付のフォントだとか色合いの点で折り合いがつかず、アシュフォードのを利用しました。左側に見えている方眼用紙は穴あきの方眼メモ帳を挟んだところです。
そもそも使いこなせるかどうか心もとないのですが、まあ、こうやってブログに書いてしまえば、書いた手前少し頑張って使い続けるだろうと思って書いた次第です。
来年使う予定の手帳を手に入れました。
2007年はクオバディスで行こうと決めました。今年は文房具ブログにも書いたとおり、「ほぼ日手帳」を使っていましたが、どうも一日一ページというのは予定を書き込み、参照する際に非常に面倒なことに気づきました。
(オレンジ好きなので、今年もオレンジカバー)
クオバディスはバーティカル式で時間管理がしやすい手帳です。
(バーティカル式とは縦に時間軸が区切られているスタイル)
時間管理の必要がほとんどない私は、おととしとその前に使っていましたが、去年はほぼ日に浮気したわけです。しかし、白山に行くようになり、来年は選挙もあるようなので再びクオバディスを使うことにしました。詳細やインプレッションは、使い始めてからまた文房具関係のブログのほうに書く予定です。
このサイトの他の記事にも書きましたが、今年は「ほぼ日手帳2006」を使っています。一日1ページという仕様で記入欄が広く取られているので、その日にやっておくべきことだけでなく、人から聞いた指導や話そうと思うことなどもメモっておけるのでとても便利です。
欠点はとにかく厚いこと。また、しおりがあるのでさほどでもないですが、週割のページよりも、目当てのページが見つけづらい点も少し不満です。まあ、仕方ありません。週割で記入スペースを広く取ろうと思えば、今度はクオバディスのエグゼクティブやトリノートのような大判になってしまうのですから。
左が開いたところ、右が閉じたところ。土居光知先生の『岩波英和辞典』ぐらいの厚さです(笑)。でもこれだけ厚いわりに、綴じ方を工夫してあるようでパタンと見開くことができ、紙が浮いてくることはありません。ペンはシェーファーのノンナンセンスに本体より高いコンバーターを使い、パイロットの青インクを入れています。一般に青は耐水性がなく、ブルーブラックに耐水性があるといわれていますが、パイロットは青のほうがブルーブラックより耐水性があります。
年末になるとどこの本屋、文房具屋に行っても手帳が賑々しく店頭を飾っていますね。私はこれまであまり手帳を使うことはありませんでした。たいていのことは記憶できたのと、仕事の関係上イレギュラーな業務がほとんどなく、学生と一緒で机の上に一週間の時間割表を貼っておけば事足りていました。必要なのは飲み会がいつあるのかぐらいで、そういうことだけを裏紙にメモっておけば済んだというわけです(笑)。しかし近年はそうも言っていられなくなったので、手帳を使うことにしました。
そうして調べてみるとあるわあるわ、「こんなに手帳って出ていたんだ!?」と驚くほどの種類や量が売られているのに気づきました(って、遅いですか?)。そしてその氾濫ぶりに一体どれを買えばいいのかしばらく迷いました。そこで片っ端から眺めて見ましたが全然違いが分からない。それもそのはずでこれだけ多種多様な手帳類も、実はいくつかのスタイルに分類でき、メーカーではそれ以外の部分に差異をつけてシェアを争っているんですね。そのことに気づくと案外すっきり手帳を選び出すことが出来ました。手帳は大きく分けると、「マンスリー」「ウィークリー」「デイリー」に分けられます。もちろんこれらを一冊の手帳で組み合わせているのですが、大きくはその3つです。
「マンスリー」すなわち一ヶ月スケジュールの表示方式は代表的なものとして、「リスト型」「カレンダー型」に分けられます。「リスト型」というのは縦書きであれ横書きであれ、一ヶ月が一続きで並んでいるものです。一方「カレンダー型」は文字通りカレンダー状に矩形が並んだ見開きページがあり、ユーザーはその日のコマに予定を記入していくタイプです。私や学生のように週という単位で行動する人は記入や閲覧のし易さからカレンダー型を選ぶ人が多いようです。このマンスリーだけで完成した手帳は、たとえば高橋手帳のリベルシリーズなどが代表的です。これは薄く軽いので携帯性が高く便利なのですが、予定が少し立て込んだだけでギュウギュウな感じになるので、普通はマンスリー部の次にウィークリーが来ます。
ウィークリーこそ、各社がこぞってその妍(けん)を競っている部分だと思います。見落としがあるかも知れませんが、大きく分けて3つ、すなわち「レフト式」「セパレート式」「ヴァーティカル式」です。「レフト式」というのは能率手帳や、高橋の手帳、そして我らが潮出版の文化手帖などが採用している方式で、見開いて左側に一週間の日記欄、右側がメモ欄となっているものです。そして大概日記欄には時間の目盛りが振ってあります。「セパレート式」は見開きでたとえば左側に月?木、右側に金?日というように日記欄が振り分けられていて、ちょっと工夫すればスケジュール帳ではなくて日記帳としても活用できるようなスタイルのものです。能率手帳や高橋手帳、あるいはちくまの文庫手帳などがこうしたスタイルを取っています。最後の「ヴァーティカル式」は、最近でこそ様々なメーカーが取り入れていますが、なんと言ってもフランスのクオバディス(Quo Vadis)で有名な方式です。一週間が細長く横に並び、各曜日の時間軸が垂直(ヴァーティカル)に切ってあるためヴァーティカル式と呼ばれるわけです。これは構造上レフト式よりも時間軸を多く(あるいは長く)とれるので、時間管理が必要な人にはむいているようです。私は今年これを使っていましたが、時間管理の必要があまりないのでそれほどメリットを感じることはありませんでした。むしろ、国産の手帳になら必ずといっていいほどついている「マンスリー」の部分がばっさり削ぎ落とされていたので、手帳の前の部分に別のマンスリーリフィルを貼りつけて使っていました。これ以外にもあると思いますが、まずはスタンダードな「レフト式」、日記帳にもなる「セパレート式」、そして時間管理の「ヴァーティカル式」が代表的なスタイルとなります。
デイリーは一日一ページの手帳を指します。ここまで来ると手帳はかなり限られてきます。というのも一日一ページですから必然的に分厚くなりますよね。ですからそれなりに判型も大きくないとバランスが悪くなる。そんな中でかなり頑張っているのがモールスキンポケットデイリーと、最近評判のほぼ日手帳です。モールスキンは、私も新宿の伊東屋で出して見せてもらいましたが、かなり分厚いものでした。多分あれで殴られたら怪我をするでしょう(笑)。一方のほぼ日手帳ですが、紙を工夫したようでかなり薄く仕上がっています(といってもかなり厚いですが)。この手帳は主婦などが日記をかねて使えるということで人気があるようですが、私も今年はこれを買ってみました。一日一ページなので授業で言おうとする事や、人から聞いた話や指導を書いておくことが出来そうだからです。各ページの下にあるコラム欄も面白い読み物になっています。
最近は手帳ブームであるらしく、手帳関連の書物もまた手帳並みに店頭を賑わしています。私は大した手帳の使い手ではないのでそれらの書籍のように参考にはならないと思いますが、素人が見た最近の手帳事情ということで読んでいただければ幸いです。