検査も無事終わりました

この一週間、憂鬱の種だった大腸検査が無事終わりました。

昨日は件の検査食というものを食べましたが、やっぱり量が限られているしお粥ばっかなので辛い。

で、夕方になると当然空腹が募るわけです、いつもなら8時ぐらいに食べる夕食を5時に食べたくなるわけです。夕食用のメニューはポテトスープのみ。それも浮き実やとろみのないもので、大恐慌のときに街角で配給されたというスープみたいな味、知らないけれど。それを飲み終わるともう何も口にすることはできず、午後7時に粉状の下剤というのを水に溶いて飲むんですが、この粉の量が半端じゃない。コップ半分ぐらいあります。それを「まず少量のぬるま湯で溶け」というんですが、少量過ぎると粉がぼそぼそ残っていて、ショートブレッドを作ってんじゃないんだから、という感じです。徐々に注ぎ足していって適量になったとろみのある下剤を飲みます。

そのままテレビを観たりして大人しくしていると、来ました。で、来ている最中の9時に、今度は目薬みたいな下剤を水に垂らして飲むんですが、これを飲むと、次々に波が襲ってきて、最後は水が出てきます、いや水しか出てこなくなります。かなりの効きだと思っていたら、今日の検査で「凄い人は夜中寝られないほどです」という話を聞いたので、私のはまだ軽いほうだったのでしょう。9時間ぐらい寝てましたから(空腹で、寝るしかなかった)。

朝9時ぐらいに起きると、いつもより目覚めが軽い。「今、このはらわたには、何も汚物が入っていないんだなー」と思うと、このままでいたい気持ちで一杯になりました。まあ、嘘ですけれどね。

その後病院へ向かいますが、バスのタイミングが悪くて歩く羽目に。真の空腹の中で30分ぐらい歩きやっと病院に到着しました。

病院では穴あきパンツというのを買わされ、検査室に行くと他の患者が誰もおらず、「はいどうぞ」みたいな感じで心の準備もないまま、ゴージャスな科学機械のある部屋に通され、痛い注射を打たれ(これが、痛いの、ほんとに 😥 射す時にあまり痛くなかったから「フフン、こんなもんか」と思ってると、薬剤を入れ始めたらギュイーンと痛かった)、台の上に立たされるとそれが倒れていって真横になり、ケツに管を挿入されるわ、バリウムやら空気やらを送り込まれるわ、おまけに台がシーソー的に動きつつ「ハイ、うつ伏せになって、ハイ横向いて、今度仰向けで」と五月蝿い指示が飛ぶ。ドクターの説明で「回転する台」というのは聞き間違いで、自分で回転するのでした。

検査は10分ぐらい。その後痛い注射の効き目で、口が貼り付くように渇いたので飲物を買って、ロビーで本を読んで待っていようとしたけど、目のピントが合わないから読めないの。これも痛い注射の副作用だそうです。

その後やっと診察の番が回ってきて、結論としては「憩室炎」だそうです。

憩室というのは大腸にできた、ちょうどおせんべいを焼いた時にできるようなぷっくりした窪みのことで、これ自体は無害なんだけれど、そこに便の滓が入り込んで、そのとき疲れていたり、ストレスが溜まっていたり、暴飲暴食を繰り広げていたりすると腫れて痛むそうです。私の場合、休み中で疲れていないし、ストレスもないほうだと思うので、どう考えても暴飲暴食が原因だったようです。ともかく、少し気にしていたキャンサーなどの可能性は全くないといわれて安心しました。

さてそうなると、空腹感が戻ってきます。薬も切れて胃腸も動き出したんでしょう。アブラギトギトの肉を貪り食いたくなったんですが、ステーキハウスはちょっと遠いので、再び、向かいのバーミヤンに。チンジャオロースかホイコーローで迷いましたが、キャベツは胃腸にいいだろうと思いホイコーローにしました。実は嘘で、ホイコーローはバラ肉を使っていることを知っていたからです。

hoikoro

「次に出る最初のブツがこのホイコーローであることは確実だな」などと考えながら、イソイソとアブラギトギトの食事を摂取し続けていました。

病院の引き出物

前回の診察の時に予約を入れたので、再び病院に行ってきました。もうおなかは痛くありませんが、病院としては血を抜いたりなんかして「治りぐあい」を調べようということでしょう。

朝9時からの検査なので8時ぐらいに家をでて歩いていきました。途中、いつも気になる建具屋が朝日を浴びて綺麗だったので一枚写真に。
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このお宅、裏手が懐かしい風情なんです。
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おそらく右手が店と工房左手が母屋ということでしょう。昔の風景を彷彿とさせます。

さて、そんな三丁目の夕日的情景とは無縁の病院、「八王子消化器病院」です。
digestive

中では携帯の電源を切らなければいけないので、診察風景などはブログ化できません(って、する気もないですが)。

案の定血を抜かれ一時間ほど待たされて診察へ。結果的には治っているとのこと。これを聞いて私がドクターに最初に訊いたのは、「もう酒を呑んでも大丈夫ですか?」もちろん大丈夫とのこと。これで駄目だと言われたら、革命起こすところでした。

しかし、安心したのもつかの間。「念には念を入れて」と妙に入念な口調で「大腸を撮影しましょう」とのこと。もちろんプリクラや写メールのように、「ハイ、パチリ」と行かないことは分かっていましたが、それでもレントゲン室でレントゲン撮影するぐらいだろうに思っていたら、とんでもない。

写りをよくするためにバリウムを腸に流し込む、そのためには腸を綺麗にしておかなければならない、したがって前日は検査食というものを食べて下剤を飲み、当日は絶食をして這ってでも病院に来るように、腸壁に満遍なく造影剤をまぶすために、ぐるぐる回転する台に乗せっからな、以上!というような内容でした。なんか、話聞いているだけでうっとおしくなってきました 😕

さらに、ナースから詳細の説明を受けていると、腸の動きを止めるために筋肉注射を打つという話が出て飛び上がりました。皮下注射だっていやなのに、筋肉注射といったら深く刺すし痛い痛い。そのことが気になって説明をぼんやり聞いていたので、二度聞きする羽目になりました 🙁

そして病院で渡されたのが、結婚式の引き出物みたいな紙袋、これです。
hospital bag

中身は下剤その他ですが、なんといってもメインはこの検査食というおかゆセットの詰め合わせ。グリコってところが泣けます(そのせいで、「間食用」にお菓子のビスコが入っているところがもっと泣けます)。
hospital food

撮影したのは、久々にまともなものを食べられるということで立ち寄ったバーミヤン店内(食べたのはニラ玉定食)。病院の真向かいにあるからです。
検査は再来週の月曜日。従って日曜(3.16)にこれを摂取することになるようです。あ?あ、うっとおしい・・・

外耳炎のほうは、すっかりよくなりました。ビートたけしのネタに「目の痛みで歯の痛み忘れる」ってのがありますが、おなかのことやその食事に気をとられているうちに、いつの間にか通りがよくなり、今週の月曜日に耳鼻科に行ったところほぼ全快しているということでした。また、以前よりも聞こえがよくなったようで、高域などが前以上によく聞き取れるようになりました。まあ、せっかく病気したんだから、前よりもよくなったという結果を出したいです。おなかも同じで、せっかく保険の適用で検査できるんだから悪いところは全部見つかるように祈っているわけです(ホントはいやだけど)。