来年の手帳(2011)

来年の手帳を通販で購入した。

クオバディスのエクオロジー、、、エコロジーとクオバディスのクオを引っ掛けたネーミングに脱帽 😛

カバー、紙、インクとすべてこだわっているようで、中身だけの販売はない。

注文したのはいつもどおりオレンジ。ただルナのオレンジと比べるとずいぶん赤っぽい。開封した時、間違えて赤が届いたんじゃないかと思ったほど。このカバーも土に埋めておくと分解されるエコ仕様とのことだ。手触りは、革とまでは行かないけれどソフトタッチ。

見開きには、どれほどエコ仕様かの説明が書かれている。

マンスリーカレンダー。以前のクオバディスにはこれがついていなくて、ユーザーは仕方なしにダイゴーのマンスリーみたいな超小型のマンスリー手帳をはさみこんで使っていたが、数年前からジャパンエディションに限りつくようになった。

ウィークリーはおなじみのバーティカル。

拡大していただくとわかるように、再生紙なのでところどころゴミが入っていて、漂白したような白い紙ではない。

こうなると、特に万年筆ユーザーにとって心配になってくるのが滲みと裏抜けだが、ペリカンのBBカートリッジで書いたところ、どちらもおきなかった。

天津餃子房

大珍飯店については前に書いたけれど、夏ごろに見つけた店が天津餃子房。

場所は横山町郵便局の横、昔を知っている人なら吉野家の跡。

ここの特色は、鉄鍋餃子系の店と違って愛想のいいところ。美人の奥さんが笑顔で迎えてくれる。また店内も掃除が行き届いてるのもポイント。そして、どの料理を頼んでも味がよい。特におすすめは麻婆豆腐で、八王子では数少ない「四川風」の味が堪能できる(ただし劇辛) 🙂

ランチタイムだと近くのオフィスのOLさんやサラリーマンで混んでいるが、回転率もいいので待たされることは少ない。

昨日のランチは木須肉(ムースーロー)、私の定番だ。

普通のムースーローよりも野菜の種類が豊富で、蓮根や玉ねぎまで入っていた。玉ねぎは余計だったと思うけれどね 😛

いま八王子で美味しい中華が食べたいなら、天津餃子房か大珍飯店だと思う。

相棒 Season 9

『相棒』のシーズン9が始まった。
今回は「初回2時間スペシャル」ということもなく、普通に1時間番組のようにみえたが、やはり「つづく」だった。

石原軍団の徳重聡が出ているということで少し危惧して観ていたが、今週はあまり絡むことなく、最後に逃げていった 🙂
というのも彼のみならず、石原軍団の役者は概して単調で演技にひだがなく、その割りに(というかそれゆえ)演出を過剰にしてなんとか雰囲気を持たせることが多くてあまり好きな役者たちではないのである。冒頭で「軍団」臭い演出が垣間見えてはいたが、中盤からはいつもの相棒。

米沢さんがやたら強気で伊丹に対して、「私が(右京さんを)お呼びしましたが何か?」といったのが印象的だった。捜一との関係も、対立というより、半ばあきらめの雰囲気。後半、神戸が積極的に捜査にかかわってきたのに対し、右京さんが嬉しいくせに「にんまり」という表情を抑えつつ対応したところも印象深い。こういう演技ができないから「軍団」は嫌いなのである。

Sonny Rollins 日本公演

ロリンズを聴きに日比谷まで行ってきた。

会場は東京国際フォーラム。親友が誘ってくれたのだが、最初「え?ロリンズ???」という思いだった。一応ジャズアンテナはビンビンに立てているので亡くなったとは思っていなかったが、何年か前に「これが最後の日本公演」といわれていた記憶があるからだ。

なにせ高齢である。

いくつかと言うと、御年80歳。今回の日本公演も「ソニー・ロリンズ80歳記念日本公演」と冠されているのだ。男性で、しかも管楽器で80となるとすごいことである。音が出るだけでも御の字である。パーカーの35歳は夭折に過ぎるにしても、偉大なるサッチモが70歳、デクやゲッツも60代で亡くなっている。仮に生きていたとしても吹けていたか疑問でもある。だから「聴きに」行くというより「見る」ぐらいな感覚で行くことにした。

登場した時、やはり「見に来たんだ」と思った。志村けん演じる老婆みたいに腰が90度に曲がってサックスのほうが鋭角的に腰の上に来ているようなおじいさんがよたよたと歩いてきたからだ。客席に一礼して始めたのは”Nice Lady"。ここしばらくずっとこれがテーマ曲のようだが、こっちの腰が抜けた!音が若いのである。いや力強いのである。サキコロの音は「作られた音」であることがしばらく前にばれているのだが、「ジャズに恋して」とか「ロードショー」と同じサウンドが会場の隅々にまで浸潤してくる。至福のときである。涙すら沸いてくる。そうして見ているとロリンズの腰もゆっくりと伸びて「かくしゃく」としてくる。不思議なほどだ。

この歳なので、さすがに3コーラスとかのアドリブはとらず基本的にリズム隊とフォーバースで進めて行くのだがそれでも深いサウンドと、時にアウトすらするパワーでバラードの"In a Sentimental Mood"までの前半を終えた。

後半は"If I Should Ever Leave You"から始まり、ラストの、そして再びの "Nice Lady" まですばらしい演奏だったが、どうも前のほうに本当の "素敵な女性"がいるのか、そっちに向けてばかり演奏していた気がしないでもない :) それでも元気なことはいいことだ 😛

アンコールは、ツボを押さえて "St. Thomas"!会場全体がどよめく。

見るつもりで出かけて、聴いて帰ってきたすばらしいコンサートであった。

90歳記念公演も50代の私で聴きに行くつもりである。

途中休憩でオモシロハプニングがあったが、それについてはまた今度。