ジャズ仲間でもある親友のYojinさんが八王子に来たので若干案内をしました。京八で待ち合わせてまず最初に向かったのがヨネザワ商会。中古レコード屋です。一応接待的な感じで案内したのだから、彼を立てて私のほうはちょこっとだけ探す、というのが本来のマナーだと思いますが、レコードを前にしてそんなマナーや礼節はどこかに吹き飛んでしまい、Yojinさんが見ている横から、「ちょっとごめんね!」などといって彼をどかしたりして自己中心的に探した挙句、これまでずっと探していたLPを二枚ゲットしました(苦笑)
Tony Williams: Foreign Intrigue
Charles Mingus: Cumbia and Jazz Fusion
どちらもCDでは手に入りにくく、アマゾンなどを調べても売り切れていて、中古でべらぼうな値段を取っていたりします。トニーの『フォーリン・イントリーグ』は、彼が亡くなった頃メグで流れていて、なかなかいい演奏だと思っていたのですが、その後買いそびれて気づいたら手に入らなくなっていました。今はなき八王子丸井の、さらに今はなきヴァージンレコードでチラッと見かけたのが最後でした。
ミンガスの『クンビア・アンド・ジャズ・フュージョン』は、ちょうど私がジャズを聴きだした頃新譜で発売されていたのですが、そのタイトルが当時猖獗を極めていたフュージョン(特にナベサダのカリフォルニアシャワーのような路線)を連想させて見向きもしませんでした。後にどうやらミンガスでありながらミンガス臭は薄く、音楽としても完成度が高いという評判を知りずっと探していました。内容については、いずれジャズブログで扱います。
ということであつかましくも、客人を差し置いて念願の2枚をゲットしたためえびす顔でしゃぶしゃぶの店へ行き、二人でしゃぶしゃぶを食べてビールを飲みましたが、不覚にも食べ放題コースを選択したので60分という縛りがかかり、ゆっくりビールを飲んでいて気づくと時間ぎりぎりになっており、大慌てで残りの肉を片付けました。
その後、もう一軒と思ったのですが、昼間のこととて飲ませている店の見当が付きません。勘でHUBに行ったらちょうどJリーグの開幕でヴェルディー対ザスパの対戦をやっていて、おまけにHUBがヴェルディーのサポート店ということで開いていました。ことによるとヴェルディーサポで店内は満席かな?と階段を下りながら危惧していましたが、店には外国人の3人とヴェルディーサポと思しき日本の若者が一人いただけで閑散としていました。
ここで延々5時間。Yojin氏はウィスキーにウィスキーを重ね、私はビールにビールを重ねて語らったわけです。