風下で見る花火とケータイカメラの問題

今日は地元の花火大会ということで、いま花火が盛んに打ち上げられています。

私の部屋からも十分に見られるのですが、今日は南風が吹いていて、花火の打ち上げ会場は我が家から南へ2キロぐらいの公園、つまりうちは風下にあるわけです。こうすると、花火のときに大量に吐き出される煙が北側へ流れ、次のが打ち上げられたとき、我が家からだと煙を通して見える「ケムゴシの花火」となってしまうんですね、非常に汚い。

以前、強い北風が吹いていて「何もこんな日に花火やらなくても」というような日にやったことがありましたが、そのときは花火が流れるのか風上から見ていると、全部楕円ないし、それに類する歪んだものになってしまった時がありました。

無理とは知りつつ、非力な携帯カメラで撮ってみました。

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一発の花火が打ち上げられて徐々に大きくなっていく様が分かるように見えますが、これは全然別の花火です。そもそも私の携帯カメラはシャッタースピードが遅いので、「あ、開いた!」と思ったときでは遅く、打ち上げられた瞬間にとって、このザマです(笑)
上手く並べなおして、あたかも連写したようにしましたが、自分で白状していては世話ないですね。

いろいろ工夫しているうちに、肉眼で花火を見ることを忘れ、ひたすら写真に撮ることに血眼になっている自分に気づき、カメラ撮影は止めました。

遅くってのに速くなりやがって、耳が逆さまに付いてんじゃないの?

成績表を提出するために白山へ行ってきました。

普段は朝の9時から授業なので早起きして出かけますが、今日は事務的な用件だけなので1時ぐらいに着いて、用件を済ませて3時ぐらいになったら大学を出て、件のジャズ喫茶『映画館』の真空管アンプでジャズを聴こうと計画していました。

キャンパスへはちょうど1時ごろに到着して、教務に書類を提出。その後、せっかく白山に来たのだから、またカフェテリアのカレーを食べることにしました。

cafeteria

非常に広いです。またカレー屋のほかにも、パスタ専門店、ペパーランチ、大勝軒などが入っていて、セブンイレブンもあります。そのため付近の地元住民もランチをしに来ているようです。

そしてこれが、カレー。

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今日はキーマカリーセットにしましたが、これで480円。挽肉もしっかりマトンを使っています。左上にあるのが「マンゴーラッシー」。マンゴー味のヨーグルトドリンクです。もちろんこれもセットのうち。実は、この写真の横でインド人のシェフが昼寝をしているんですね(笑)。試験期間中ということで学生数が少ないため、暇になったから仮眠しているんだと言っていました。

その後2号館3Fの講師室でロッカーの整理をしたり、生協の書籍で秋学期からの教科書を注文したりと用事を片付けに回りましたが、思った以上に早く終わって、この時点でまだ2時・・・速くってのに遅くなることはよくあるけれど、遅くってのに早くなるのは初めてです。あと一時間つぶして『映画館』へ行くか、大人しく帰るか迷いましたが、結局八王子に帰ることにしました。

暑中見舞いを書いていると

暑中見舞いを書いていたら、ずいぶんと涼しくなりました。梅雨空で、日が翳って涼しいってだけならいいんですが、あちこちでいろんな被害が出ているので気の毒です。

暑中見舞い

去年から、暑中見舞いはこのペンで書いています。Pelikanのアテネ。アテネオリンピックにちなんで作られたペンです。色がいかにも涼しげなので使うようにしていますが、インクが暑苦しい色ではいけないので、インクはウォーターマンのサウスシー・ブルーで。いわゆるターコイズ色、あるいは水色です。サウスシー・バブル(南洋泡沫会社)となってくると、西洋史の友人が熱帯低気圧のごとく東シナ海を北上してこっちにうるさく言ってきますが、サウスシー・ブルーなのでいまのところ大人しくしてくれています。しかし、絶対この二つの単語、引っ掛けているよなぁ・・・(笑)

そしてイタリアが勝った

そしてイタリアが優勝しましたね。

私はガットゥーゾも好きですが、アンリのスピードにも魅せられていたので、どちらを応援するでもなくまったりと観ていましたが、ピッチの上はそれどころではない。

怪しいPKはあったものの、比較的おとなしい試合だと思っていたら、最後の最後に来てジダンがやってくれましたね、頭突き。マテラッツィに何か言われたのかもしれませんが、見事なヘディング。パキケファロサウルスみたい。

パキケファロサウルス
Zidaneを記念した切手(嘘)

まあ、それでもどういうわけかMVP貰えたんだし、よかったですね。

イタリア優勝が決まるや、今度はガットゥーゾがやってくれました。ユニフォームのパンツを脱いでブリーフ一丁で走り回る。酔うとズボンやパンツを脱ぐ人というのはたまに話に聞きますが、優勝するとパンツを脱ぐ人というのは、世界広しといえどもガットゥーゾぐらいのものではないでしょうか。

ガットゥーゾ
どうも、誰かに怒られたらしくすぐに予備のパンツをつけていました。

いずれにしても、今日から寝不足に陥らないで済みます。

『映画館』で映画上映なんて!?

今日は東洋の春学期最後の授業でした。
お昼は、前回行ったインド人シェフのカレー屋に学生数名と行きました。なんだか、彼らの好みを無視してカレーにしてしまったような気がしないでもないですが(笑)、その後しばらく楽しい語らいの場を持ちました。

3時すこし前まで彼らに付き合ってもらって時間をつぶし、ジャズ喫茶『映画館』に行くと、これがなんと「映画上映中」でジャズは聴けないとのこと。「6時からなら大丈夫ですけれど」と婦人に言われたものの、ちょっと6時までは待てないので「また来ます」と言い置いて帰ってきました。今度成績を提出しに出勤したときに行こうと考えています。

朝から『映画館』行きを楽しみにしていたので少しがっかりしました。四谷か吉祥寺に出ようかとも考えましたが、どちらも土曜は企画ものをやっていることが多いのでやめにして八王子に戻りました。

結局京八のタワーでCDを購入して帰ることに。

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Eric DolphyのLast DateとJim HallのLive!です。ラストデイトはフォンタナ盤で写真が並んだジャケのLPを持っていますが、音が悪くなってしまったので、ちょうど紙ジャケということもあって購入しました。紙ジャケでなくては買わない、というわけではないのですが、紙ジャケで出ていると購入のプライオリティーが高くなるのは事実のようです。ジムホールのほうは、バップをやっているアルバムなので買いました。これはジャズ喫茶で聴きましたが名盤です。

イタリアが勝って

準決勝、まずはイタリア・チームが勝ちましたね。どちらが勝ってもおかしくない試合でしたが、今日は朝が早いので、PK戦にもつれ込んだら観られないと思っていた矢先の連続2ゴール!劇的な展開にスカッとした朝になりました。

私はガットゥーゾがわりと好きで、ラフプレーが多いイメージだけれど、ラフなだけではなくてスタミナを維持して危ない場面で必ずケアに入るところなんか好きです。仕事師というイメージ。それに、あの容貌。「イタリアメンバーの中ではワイルドで女性には不人気」などという人もいますが、ワイルドというより、なんとなく南イタリアの貧しい農村の人民解放戦線に属して、ゲリラ戦で悪い政府軍と戦いそうな感じがして好感が持てます(笑)
gattuso
人民の敵を撃退して雄叫びを上げるガットゥーゾ(嘘)

仕事終わりには、雨の中、再び四谷に出てジャズを聴いてきました。
今日はRollinsのVol. 2Stitt, Powell and JJのような歴史的名盤を聴きました。

八王子のジャズ喫茶『はり猫』

八王子にもジャズ喫茶はあります。放射線通り、ロッテリアの4F、『はり猫』です。ジャズ仲間が八王子に遊びにくると使わせてもらっているジャズ喫茶です。

ここにはしょっちゅう出かけるので、「わざわざ写真を撮ってまで・・・」とも思いましたが、ちょうど携帯を持っていたので撮影しました。ロッテリアの右に写真のような看板が出ていて、ライトがついていてスピーカーからジャズが流れていれば開店中ということです。
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一方入り口はロッテリアの左側にあり、下の写真のような看板が出ています。これが点いているときも開店中なのですが、いかんせん日光の関係で点いているんだかいないんだか、私のように慣れていないと分かりづらいです(笑)
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ここから階段があり、2Fがauショップ、3Fが日焼けサロン、そしてその上が『はり猫』になります。写真は、『はり猫』入り口。
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今日はオスピーの『マイ・フーリッシュ・ハート』が流れていました。ここは、都内のジャズ喫茶のように、CDから数曲を選曲して流すのではなく、丸々一枚ずっと流してくれます。短時間で多くの枚数を聴きたいという人には不向きですが、のんびりとアルバム1?2枚(2時間ぐらいか)聴いていたいという人には向いています。

また、ここには20年以上連綿と続くゲストブック(客の書き込みノート)があって、時代の移り変わりを感じさせてくれます。私が初めて行ったのは大学一年生のときですから、1984年です。この頃はウェイターやウェイトレスを雇っていて、リクエストノートなども完備していて一枚リクエストしました。ビリー・ホリデイの『ビリー・ホリデイの真実』だったと思います。自分がリクエストしたアルバムが店内に流れ、他のお客も耳を傾けている光景にちょっと興奮した気持ちになりました。

現在でも頼めば流してくれますが、何があるのか分からない人が多いと思います。モンクのリバーサイド全集とエバンスの同じくリバーサイド全集、マイルスの『イン・トーキョー』や『1958』、あるいはケニー・ドーハムの『カフェ・ボヘミア』やズートの『イン・パリ』なんかはよく流れています。かと思うと、マリオン・ブラウンやアーチー・シェップなども聴くことが出来ます。また新譜も欠かさず入れているようです。

また、お客さんが置いていったそうですが、本棚につげの『赤い花』があって、もう何度も読んだけれど、いまでもたまに眺めながらジャズを聴くと、タイムスリップしたような気分になります。

発見!白山『映画館』

先週の土曜日に『いーぐる』開店前に行って帰ってきたことは書きましたが、雑誌『ジャズ批評』のバックナンバー「ジャズ喫茶特集」を眺めていたら、白山にも『映画館』というジャズ喫茶があるとこのこと。紛らわしい名前ですが、その名前のせいで私も存在は知っていましたが、白山にあることは今回雑誌を確認して分かった次第です。

いつか探索しようと思いつつ、東洋大の仕事で白山へ。ところが、朝いつもの道をちょっと曲がったらさっそく発見!(もちろん朝だから開店していませんが)。昼過ぎに仕事が終わるので寄ってみると、まだ準備中。ホームページを検索して読んでみると、3時ぐらいに開店するようです。うーむ、今度どうやって時間つぶそう。

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ホント、普段の道をちょっとそれたらありました。いや、この看板だけなら普段通う道からも見えるのですが・・・注意力が足りませんやな。

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準備中の札が。しかし、こう言っては何だが永遠に準備してそうな佇まい(笑)入り口にあるエアコンの室外機が、熱い空気を噴き出していましたから冷房も完備しているし、大丈夫でしょう。

ということで、先週のリベンジとして四谷に出ようと突如決心したのは、都営三田線の車中。春日駅で丸の内線か南北線に乗り換え出来る(四谷にはこの二本が行きます)とアナウンスがあったので、あわてて降りて乗り換えようとすると、歩く歩く。別の駅に行っちゃうんじゃないかという距離を歩かされて、結局別の駅に着きました(笑)後楽園駅です。その後は何事もなく四谷着。『いーぐる』も無事開いていました。

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店内は冷房も効いているし、店員が冷たい水を何度も注ぎなおしに来てくれたり、おまけにランチタイムだったので500円でコーヒー飲めたし、席もJBL4344のちょうど真ん中で聴くことが出来ました。
かかっていたのは
Dizzy Gillespie: Big 4
Sonny Stitt: Constellation
Maxin Sullivan: With Bob Wilber
Hank Jones & Red Michell: Duotone
Horace Silver: Blowing the Blues away

二時間ほど粘ってから、帰りました。

四谷『いーぐる』準備中

今日は東洋大の日でしたが、1時間のテストを実施して時間、および気力・体力ともに十分余ったため、すぐには帰らず東洋大の地下レストランで食事し、都心をうろつくことにしました。

ずっと気になっていたインド人シェフのカレー屋。ナンもあるという噂でナン好きの私としては一度行ってみたかった半面、世の中に跋扈している「冷凍ナン」だったら食べないほうがよっぽどいいと思って遠巻きに厨房を覗くとタンドリーがちゃんとあり、その場で生地を伸ばして焼いてくれる。チキンカレーにナン、サラダとラッシーが付いて480円ということで迷わず注文しました。非常にお得。写真を撮っておけばよかった。でも、チョー辛い。けど美味い。このノリで、陳建一麻婆豆腐も500円以内で出店してくれないかなー。毎日でも行くのに(笑)

その後、四谷のジャズ喫茶『いーぐる』でJBLから流れるジャズを聴こうと南北線を使って四谷に出ましたが、これが準備中。到着したのが1時過ぎだったんですが、土曜は2時からなんですね、帰ってきて知りました。

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ジャズ喫茶の名門四谷『いーぐる』の看板。

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少しシャッターが開いていたので、ずうずうしい私は潜り込み階段を下りていくと「準備中」の看板が。叩いてみたが反応がないのですごすご引き下がる。「ずうずし学校」での修行不足か(笑)

開くまで粘ろうかとも思ったのですが、暑いし、辛いカレーのおかげで体も熱くて汗がとめどなく流れるし、おまけにその時点ではいつ開店するかも分からなかったのでさっさと新宿に戻りました。今は「ジャズを流す喫茶店」となった『ディグ』に寄ろうかとも思ったのですが、本駒込駅までの道に迷い(普段は白山を利用しています)、四谷で準備中の憂き目に逢って、すでに気力のほうが萎え気味だったので、おとなしく八王子に帰還しました。

いよいよW杯

ブラジル戦の結果、日本がリーグ敗退してしまいましたね。

個人的には、仕方ないかなと思っています。もともとあまり勝敗には興味がありません。高校時代サックスを吹いていた関係で、高校野球の応援に毎年駆り出されましたが、野球なんてルールもよく知らないし、どっちが勝っているかも分からないので、とにかくホームランが出たら人より大きな音を出すようにしていたら相手校のホームランで怒られたこともありました(笑)それに、素人目に見ても今回予選突破が難しいのは分かっていたし、予選突破できるなんていう幻想もマスコミが作っただけでしょう。幻想を抱いていなかったから幻滅もないわけです。「サムライ」ブルーなんて言って登録商標化し、タオルなんかを高い値段で売ってタツキにしている姿を見ても鼻白む。うちは江戸時代から町人の家系なんで侍には遺伝的に反抗心を持っている(笑)

サッカーに興味を持ったのは、多くの人と同様に前回のW杯。セネガルの試合を見ていた時です。彼らの応援は面白くて、ずっと応援団が鳴り物でポリリズムをたたき出しているんですね。キップ・ハンラハンの「アラビアンナイト」物を聴いている感じ。で、そのポリリズムの上に乗って行われる試合が実にグルーヴしている。これがきっかけで観るようになったので、どこが勝つとか、どこを応援するとかにはほとんど興味がなく、どんなプレーを見せてくれるのかが興味の対象です。

たとえばブラジル戦のカカやロナウジーニョはチャーリー・パーカーみたいですね。解説者が言っていましたが、何段もギアを持っている。パーカーも同じように一曲の中で何度もギアチェンジしてビートを加速させたり減速させたりします。ここから生まれる醍醐味は、それがボールを巡るものであっても音を巡るものであっても、結局は「時間」を自在に支配している様子を観ることから生まれる快感だと思います。

予選リーグが終わって、いよいよ決勝トーナメント。どれだけグルーヴした試合を観られるのか、自在にビートを操るようなプレイを目にすることが出来るのか、楽しみです。私のW杯はこれから始まる感じです。