diary

緑滴る「栄光の道」

この季節から梅雨時にかけて、創価大学の「栄光の道」は緑が滴り落ちるほど濃く、深くなっていきます。
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木漏れ日が強く射すと、まさに印象派の絵画のように光と影の織り成す模様が石畳の上に浮かび上がります。4月の桜舞い散る季節もいいですし、8月の強い光に幾分白々と乾いた装いを見せ、そのくせ木陰の涼しさを一服もてなしてくれる季節もいいです。また、枯葉が舞う秋、寒々と一枚の葉とてない冬にも趣がありますが、やはりこの道が一番輝くのは新緑の季節から梅雨時にかけて、若やいだ緑が湿り気を帯びて徐々に深い緑に変わっていく頃だと思います。

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上のほうは枝と枝、葉と葉が繋がってまるで緑のアーケードのようになっています。

東洋大学も花盛り

連休に入って急に暑くなってきたせいか、東洋大のキャンパスでもつつじの花が満開です。

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これは教室の窓から撮ったもの。今日はテストを実施したのですが、その最中教室を廻っていてふと窓の外を見るとこのように綺麗だったので撮りました。とはいえ、テスト中、あるいは授業中に撮ったわけではないです。そんなことをしては示しがつかないですからね。これは休み時間を利用して撮影しました。そのため、ベンチにも多くの学生諸君が腰掛けているわけです。

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こちらは帰りがけに下から撮ったもの。この斜めになったガラス窓は図書館のものです。東洋大学に勤め始めて、最初に行ったのがこの図書館カード作成です。ここのB2F(地下二階)はひんやりしていて、人も少なく、設備も充実しているので、よく利用します。

創友会

昨日5月5日、大学の同窓会である「創友会」があって行ってきました。

前の晩から急に熱が上がって、朝計ったら「7.3度」。朝に37度超えというのは高いです、夕方にはさらに上がるのが目に見えているのですから。行くのよそうかと思案していましたが、11時ごろようやく決心がついて出発。ところが、世間は暑いのなんの。ふらふらになりながら池田記念講堂に到着すると、入場が始まっていて、私が着いた頃には3層の上のほうの席しか空いていない。フランス革命の山岳派ぐらいしか陣取らないような、高い位置の席でコワイ。上がっていくにも急勾配の階段をえっちらおっちら上る羽目に。普段急進的なことを口走っているから、こんな急斜面の席に着く羽目になるのかと急に反省しました(笑)まあ嘘ですけれどね。

第1部はアトラクションで、Aqua Timezの太志君が来て「決意の朝に」を、Def TechのMicro君が"My Way"を歌ってくれました。太志君が出てきたとき、会場からは「キャー」という悲鳴のような声援が。私の世代の同窓会だから40前後の人ばかりのはずなので、「同期のおばさんたちも、若いなぁ」などと感心していたのですが(笑)、後になって現役中高生たちも来ていたと知りました。

この第1部が終わった後で、急角度で見下ろす鳥瞰的視野に絶えられなくなり、太志君も「辛いとき辛いと言え?♪」と励ましてくれていたので、同時中継会場に移らせてもらって、ゆっくりと見ました。

総会が終わってから、すぐに帰宅して、アイスノンを枕に敷いて熟睡したら、熱は下がり元気が戻りました。

今年の東洋大学Jazz Sunny

昨年は部室のようなところでやったC年の発表会を聴かせてもらいましたが、今年は新歓コンサートを聴きに行きました。場所はジャズ喫茶「映画館」。この店には去年一年間ずっと行けず仕舞いでしたが、今週の水曜日にあった教員パーティーの流れではじめて行き、3日後の今日が2度目で立て続けです。

入った時はちょうどボーカルをやっている途中で、曲は「スタンドバイミー」を現代風にアレンジしたもの。男性ボーカルでした。続いて4ビート。ギターとバリトンがフロントを取って「フルハウス」。ウェスの出した同名のアルバムで有名です。ギタリストは卒業生ということでしたが、ウェスばりのソロ。バリトンはD年の学生で、彼もまたウェスのフレーズを出したりしてご機嫌です。ピアノの女子学生は広がりのある感じの演奏でした。
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続いてはテナーとペットが入った「ベル」。微笑ましい演奏でした。

さて、ここで卒業生でプロ活動している関根さんというアルト奏者が加わって「グリーンドルフィン」をやったのですが、この人がすごいことすごいこと。複雑なリズムでバリバリアウトしたりインしたりしながら、音に説得力がある。これだけ吹ければ音に自信も出てくるでしょうが、それどころではない。アルトでテナーのように重心が低く芯の太い、実に説得力豊かな音色を持っていました。この「グリーン」は、もう彼の独壇場。聴いていた新入生諸君も度肝を抜かれたようです。
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(煙草を吸うため、後ろのほうの席に移って撮ったので、少々暗いです)

次は女性ボーカルで「オーバーザレインボー」。

そして再び関根さんが加わった「ブルーボッサ」。ここではペットも加わって2管。これもよかった。

ここで私は帰らなければならない時間になり、表で関根さんとちょっと話す機会がありましたが、腰の低い、そして後輩思いの実に立派な人物であると知りました。一人、こういう凄い人が出て、気さくにセッションや指導をしてくれると、そのバンドはめきめき伸びるんですよね。これからがますます楽しみです。

アルカロイドを買いに

アルカロイドを含む物質が一気に無くなったので、まとめて買いに出かけました。

いえ、薬局を廻ったとか、非合法な取引に赴いたということではなくて、ちょうど紅茶、コーヒー、刻み煙草が無くなったのでまとめて買いに出かけたわけです。これらにはカフェイン、ニコチンといったアルカロイドが含まれるので、買い物に廻りながら「どうも、アルカロイドを収集しているようだ」と思ったので、上のようなタイトルにしたのです。

今回購入した紅茶は、ニルギリの「シャンティー」。CTCです。CTCに関しては、以前シロニバリの記事で書きましたが、とても入れやすい茶葉です。ニルギリはインド紅茶の一つで、非常に青い香りのする、つまり草の風味が強い種類で、ベストシーズンが12月?2月なので、日本ではちょうどこの3月から4月にクオリティーが飲める仕掛けとなっています。「シャンティー」はCTCなので茶液もかなり濃く出て、ミルクティーにして飲むことが可能(だから購入したの)ですが、普通はストレートでその青い香りを楽しむものです。

コーヒーは八王子の有名な喫茶店「田」かドトールで新種が出たとき買うかのどちらかですが、今回はドトールの「マイルドブレンド」を買いました。私がコーヒー豆を買うときの基準は単純で、新発売のものを優先するというものです。実は、ビールを買うときも同じ原則で買うのですが、コーヒー豆にしろビールにしろ、銘柄ごとの差よりも出来て何日経っているかがより重要なのです。コーヒーの場合は「焼いてから2週間、挽いてからは2日間」という人がいますが、焙煎後2週間以内がベストだということです。ビールも同じで、作ってから半月程度のものじゃないと美味しくありません。たとえば、今買うなら「3月中旬」以降のビールでないと、本当の味は無いんじゃないかと思います。これは缶の底に書いてありますから、チェックしてみてください。
さて、ドトールコーヒーの場合ですが、いつ焼いたか、あるいは出荷したかは書いていないのですが、賞味期限が書かれていて、どうもこれは焙煎ないし出荷から6ヵ月後となっているようなので、逆算して日付を割り出し、それが2週間以内に収まるものを買うようにしています。こんな面倒なことするのには理由があって、コーヒー豆は焼いてから日にちが、そして挽いてからは時間が経ちすぎると、ドリップした時に粉が膨らまなくなるんですね。この「膨らまない粉」で淹れたコーヒーはジャンピングしない紅茶と一緒で味が落ちるのです。それも、半端なく落ちるので、この辺だけは気を使うようにしています。

最後の刻み煙草ですが、こればかりはこだわりようがありません。普通の紙巻煙草にさえ書かれている賞味期限が書かれていないのです。さらに、中身も産毛のようにふんわりとした刻みの時もあれば、葉脈を縦に断ち切ったようにごつごつしたものが含まれていることもあります。いいのに当たると、上等なシガーをふかしたり香を聞くときのような印象ですが悪い時はそれなりの煙草味。それでも、紙巻煙草よりは数等美味しいので、仕方ないと思っています。

などと書いていますが、結局はこれらに含まれているアルカロイド物質を求めて嗜好していることは十分承知の助で、それがタイトルになったわけです。

今日の散歩道(3)

ここへ来てやっと暖かくなってきましたが、我が家の前にある桜の木は、日当たりの関係かもうすでに八分咲き九分咲きです。
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まるで満開のような咲き方ですが、接近して撮ってみると、まだところどころピンクのつぼみが見られるので、満開ではないでしょう。
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しかしこの桜、毎年早咲きなので、もしかしたら種類の違う桜なのかも知れません。以前我が家にジャズ仲間が集まったとき、一人を送りに皆が出て行った後、なかなか帰ってこないのでキッチンの窓から外を見たら、この桜の下で即席のお花見をしていました。ジャズマンというのはいつも自由ですよね(笑)

この桜が早咲きな証拠に、100mほど離れた時宗のお寺さんにある桜は、まだこの通りです。
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さて散歩ですが、暖かくて調子がいいと歩いていたら、どんどん暑くなり汗が噴出してきます。いつもは2時間程度ほっつき歩くのですが、今日は早々と帰宅し、来年度のシラバス作りなどしました。

夕方日が翳ってきたので再び出かけましたが、今度は少し肌寒くて、お使いを済ませてすぐに帰宅しました。夕日が透けて見える桜がこれ。
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卒業式も終わり、もう春ですね。

今日の散歩道(2)

今日はうす曇りでしたが、時間が出来たので散歩をすることにしました。今回は中野山王から中野上町方面を歩いてみることに。中野上町には以前住んでいました。用事があったので郵便局に行き、そのあと中野山王に足を伸ばし、ついで中野上町に戻ってきます。中野山王というのは大きな団地を擁した町で、一方の中野上町は種々の工場が立ち並ぶ町です。
以前、恩師三浦新市先生に「君の住む中野上町と、○○君の住んでいる中野山王とはどう違うの?」と訊かれ、「中野上町ならフランス革命(ブルジョア革命)が、中野山王ならロシア革命(プロレタリアート革命)が起こります」と答えた思い出があります(笑)。ルンペン・プロレタリアートの私としては、上町ではなく山王に住むべきでした。

さてこれらの町は住宅街なのですが、中野上町には突如として森が出現します。

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通称「山田の森」と呼ばれるものですが、これは個人のお宅なんですね、山田さんという方の。近所の人が適当に呼んでいるだけだと思っていたら、タクシーに乗った時、無線で「山田の森で○○さま」なんて通信が流れていたので一般的な呼称なのでしょう。

ここからうねうねとした住宅道路を抜けていくと、秋川街道に出ます。そこにかかる橋、「萩原橋」から家の方向へ向けて一枚写真を撮りました。

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この後、秋川街道を直進し、東西に走る甲州街道へ出ます。

甲州街道沿いの八幡町には、江戸時代の風情を残す専門店や、食材を道路にまで並べ、おばあさんがその真ん中で芋の皮をむいている、まるで南米の町の市場のような店があるのですが、それは今度紹介します。今日向かったのは大沢屋紙店。書道用品や篆刻用品を扱っています。

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私とこの店とは因縁浅からぬものがあって、どういうわけか一時期ここへの間違い電話がよくかかってきました。念のために番号を調べるとぜんぜん違う。いまだに謎です。
今日は墨や硯など書道用品を見に来たのですが、専門店ということで種類が多すぎて分からない。店の人に訊こうにも、電話をしていて訊きづらい。愛弟子のハリー君が書道部なので、今度アドバイスを貰うことにして、何も買わずに店を出ました。

この後、米を買ったりコーヒーを買ったりして家路に就きました。

散歩道

今日から暇を見つけては散歩に出かけることにしました。今日は大和田町のムラウチ電気近辺まで行って帰ってきました。

いつも川沿いを散歩するのですが、これまで休日以外は車が土手道を走行していて危険極まりなく、平日は川沿いを避けていました。しかし最近(といっても半年ぐらい前に)遊歩道が整備されて車や単車の走れない道が出来たのでそこを歩くことに。「浅川ゆったり遊歩道」といいます。

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東北北陸は大雪だってぇのに、こちらはよく晴れています。来し方を振り返ると

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このあと、いつも通らない裏道をうろうろしていると、懐かしいラーメン屋を見つけました。「安斉亭」といってもともと西八王子の千人町にあり、私も千人町に住んでいた関係でよく食べに行ってました。その後移転したという話は聞いたのですが、まさかここにあるとは。ここのおススメはなんと言っても「特製ジャンボチャーシュー麺」。

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確かに直径は大きいけれど、わりとありがちじゃない?という人のために、断面を

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3cmは超える厚みで、喩えるならば「木の切り株」です。スープは薄口なのですが、このチャーシューからじんわりと味が染み出してちょうど良い感じです。チャーシューも柔らかすぎず固すぎず、旨みのある仕上がり。

しかしこの散歩、昨日も書いたとおりシェープアップもかねて行っているのに、行った先でこんな高カロリーのものを食べていて本当にいいんでしょうか?

さて、ここから大通りに出て坂を下るとムラウチです。お腹もくちくなったのでコーヒーが飲みたくなり、喫茶店に入りました。

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どこのしゃれたオープンカフェかと思われるでしょうが、これ、ドトールです。ムラウチ電気併設のドトールですが、庭の手入れはドトールでやっているようで、「ドトールガーデン」としてありました。

この後、電気釜やオーディオ、また並んで建っているハードオフやブックオフなどで古道具や中古レコードを物色したのですが、気に入ったものは見つからず、帰途に就きました。道々、あのカロリーの高いラーメン食べてしまっては結局行って来いかなぁ?などと、weary wayならぬworry wayを歩みながら家のビルの看板を見上げると

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と書かれていて、ぎゃふんとなりました。

横浜港南区のほうへ行ってきました

夕方から野暮用で横浜の港南区へ行ってきました。
スーツの方がいいかと思い、スーツを着込みましたが、2月中ほとんど仕事らしい仕事をしなかったためにまた太っていました。苦しい思いをしながら着込みましたが、ボタンが砲弾のように発射されるという『デヴィッド・コッパーフィールド』のような醜態は何とか避けられました。
ということで、横浜線で町田まで行き、小田急に乗り換えて湘南台まで、ついで横浜市営地下鉄で港南中央まで行ったのですが、乗換駅ではすべて階段を利用して、付け焼刃的なシェープアップに取り組みました(苦笑)。

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上の写真が乗り換えの湘南台駅、下が港南警察署です。湘南台へ着く間際、西に綺麗な夕焼けを背景にした富士山が見えたので、駅に着いたら撮ろうと身構えていたら、景色を阻むがごとき壁があり、おまけに下りると地下で撮ることが出来ず、仕方がないので駅構内をやけを起こした感じで撮りました。
また、港南というんだから、港と海が見えるエキゾチックな街並みを想像していたら、海のない区だと聞いて、仕方がないので記念に「港南警察署」を撮りました。2時間ドラマでは同名の瀟洒な警察署の建物が登場しますが、現実の港南警察署は実に古びた味のある建物でした。

長年探していたレコードが

ジャズ仲間でもある親友のYojinさんが八王子に来たので若干案内をしました。京八で待ち合わせてまず最初に向かったのがヨネザワ商会。中古レコード屋です。一応接待的な感じで案内したのだから、彼を立てて私のほうはちょこっとだけ探す、というのが本来のマナーだと思いますが、レコードを前にしてそんなマナーや礼節はどこかに吹き飛んでしまい、Yojinさんが見ている横から、「ちょっとごめんね!」などといって彼をどかしたりして自己中心的に探した挙句、これまでずっと探していたLPを二枚ゲットしました(苦笑)

Tony Williams: Foreign Intrigue
foreign intrigue

Charles Mingus: Cumbia and Jazz Fusion
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どちらもCDでは手に入りにくく、アマゾンなどを調べても売り切れていて、中古でべらぼうな値段を取っていたりします。トニーの『フォーリン・イントリーグ』は、彼が亡くなった頃メグで流れていて、なかなかいい演奏だと思っていたのですが、その後買いそびれて気づいたら手に入らなくなっていました。今はなき八王子丸井の、さらに今はなきヴァージンレコードでチラッと見かけたのが最後でした。
ミンガスの『クンビア・アンド・ジャズ・フュージョン』は、ちょうど私がジャズを聴きだした頃新譜で発売されていたのですが、そのタイトルが当時猖獗を極めていたフュージョン(特にナベサダのカリフォルニアシャワーのような路線)を連想させて見向きもしませんでした。後にどうやらミンガスでありながらミンガス臭は薄く、音楽としても完成度が高いという評判を知りずっと探していました。内容については、いずれジャズブログで扱います。

ということであつかましくも、客人を差し置いて念願の2枚をゲットしたためえびす顔でしゃぶしゃぶの店へ行き、二人でしゃぶしゃぶを食べてビールを飲みましたが、不覚にも食べ放題コースを選択したので60分という縛りがかかり、ゆっくりビールを飲んでいて気づくと時間ぎりぎりになっており、大慌てで残りの肉を片付けました。

その後、もう一軒と思ったのですが、昼間のこととて飲ませている店の見当が付きません。勘でHUBに行ったらちょうどJリーグの開幕でヴェルディー対ザスパの対戦をやっていて、おまけにHUBがヴェルディーのサポート店ということで開いていました。ことによるとヴェルディーサポで店内は満席かな?と階段を下りながら危惧していましたが、店には外国人の3人とヴェルディーサポと思しき日本の若者が一人いただけで閑散としていました。

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ここで延々5時間。Yojin氏はウィスキーにウィスキーを重ね、私はビールにビールを重ねて語らったわけです。