今日はうす曇りでしたが、時間が出来たので散歩をすることにしました。今回は中野山王から中野上町方面を歩いてみることに。中野上町には以前住んでいました。用事があったので郵便局に行き、そのあと中野山王に足を伸ばし、ついで中野上町に戻ってきます。中野山王というのは大きな団地を擁した町で、一方の中野上町は種々の工場が立ち並ぶ町です。
以前、恩師三浦新市先生に「君の住む中野上町と、○○君の住んでいる中野山王とはどう違うの?」と訊かれ、「中野上町ならフランス革命(ブルジョア革命)が、中野山王ならロシア革命(プロレタリアート革命)が起こります」と答えた思い出があります(笑)。ルンペン・プロレタリアートの私としては、上町ではなく山王に住むべきでした。
さてこれらの町は住宅街なのですが、中野上町には突如として森が出現します。
通称「山田の森」と呼ばれるものですが、これは個人のお宅なんですね、山田さんという方の。近所の人が適当に呼んでいるだけだと思っていたら、タクシーに乗った時、無線で「山田の森で○○さま」なんて通信が流れていたので一般的な呼称なのでしょう。
ここからうねうねとした住宅道路を抜けていくと、秋川街道に出ます。そこにかかる橋、「萩原橋」から家の方向へ向けて一枚写真を撮りました。
この後、秋川街道を直進し、東西に走る甲州街道へ出ます。
甲州街道沿いの八幡町には、江戸時代の風情を残す専門店や、食材を道路にまで並べ、おばあさんがその真ん中で芋の皮をむいている、まるで南米の町の市場のような店があるのですが、それは今度紹介します。今日向かったのは大沢屋紙店。書道用品や篆刻用品を扱っています。
私とこの店とは因縁浅からぬものがあって、どういうわけか一時期ここへの間違い電話がよくかかってきました。念のために番号を調べるとぜんぜん違う。いまだに謎です。
今日は墨や硯など書道用品を見に来たのですが、専門店ということで種類が多すぎて分からない。店の人に訊こうにも、電話をしていて訊きづらい。愛弟子のハリー君が書道部なので、今度アドバイスを貰うことにして、何も買わずに店を出ました。
この後、米を買ったりコーヒーを買ったりして家路に就きました。