もう九月です。
そろそろ後期用のシラバスとノートを作らなければいけない時期ですが、あれこれあったりしてまだ手を付けられていません。いうほど忙しいわけではないのですが、まとまった時間がとりづらいです、こうなってくると。まあ、時間がゆっくりあれば出来るというものでもないので、残り一週間弱勢いで押しまくって、その勢いのまま仕事を片づけてしまおうと密かに計画しています。
(と、半ばメンテもかねて)
もう九月です。
そろそろ後期用のシラバスとノートを作らなければいけない時期ですが、あれこれあったりしてまだ手を付けられていません。いうほど忙しいわけではないのですが、まとまった時間がとりづらいです、こうなってくると。まあ、時間がゆっくりあれば出来るというものでもないので、残り一週間弱勢いで押しまくって、その勢いのまま仕事を片づけてしまおうと密かに計画しています。
(と、半ばメンテもかねて)
今月はウヴァのクオリティーを購入。ウヴァ・ハイランド・クォリティ '04です。
前回、ウヴァのクオリティーは通常秋口に手に入ると書いたのに、どういうことでしょう?年度の表示を見れば分かるとおりこれは去年のクオリティー茶です。約一年前のものですから普通なら買いませんが、なんと30%offだったので迷わず購入しました(笑)。少し心配でしたがちゃんと保存されていたようでウヴァ香が残っていました。このウヴァ香というのはサロメチールという人もいますが、蚊取り線香のような渋みと収斂性のある香りでこのお茶の特長です。クオリティーシーズンに淹れると、たとえミルクを入れていても脳天まで突き抜けるような強い香りがします。今回のはそこまで強くありませんが、ウヴァの苦みと渋みもしっかり残っていてミルクティーにすると飲みごたえ十分になります(ストレートでは渋くて飲めません)。
原爆投下60年ということで、昨日(8/7)NHKで「原爆投下に関わった側の言い分」を特集する番組をやっていました。エノラ・ゲイの乗組員や司令官らのうち生存している人たちに対するインタビューを中心として構成されていましたが、彼らはおしなべて「原爆投下は戦争を早期終結させるために必要であった」ときわめて強い口調で語っていました。
それを観ながら、彼らの自己中心的な主張に憤慨すると同時に、他方である種の同情を禁じ得ませんでした。なぜなら、彼らは皆沈痛な面もちで語っていたからです。
人は自分がもっとも確信を持てない場所、もっとも痛い場所を指摘されるときに、もっとも強い反応を示すものです。彼らが強弁すればするほど、それは彼らの後悔の表徴でありそこを斟酌する必要があると思いました。過去を責め続けて「人道に対する罪を犯しました」という懺悔を求め続けてもそれはありえないことです。人は常に「自分は合理的に判断して今ここにいる」と思いながら、散乱する現実をなんとか堪え忍んでいるものだから。むしろ彼ら自身が感じている結果の悲惨さを未来に向けて語ってもらうべき時なのではないのかと感じました。
こうした人々の中で、イーザリーという気象官が、戦後原爆投下の非をならし、却って精神病院に強制入院させられる事情も描かれていました。このイーザリーとユダヤ人哲学者アンダースがかわした往復書簡『良心の立入禁止区域』が同番組で紹介されました。この中でとくに感銘を受けたのは「君が精神病院に入れられているのは、君が狂っているからではなく、君の周りが狂っているからだ」というアンダースの言葉でした。チャップリンの『独裁者』の有名なシーン、逆さに飛ぶ飛行機を取り上げて、丸山眞男は『現代政治の思想と行動』の中で大意次のようなことを述べています。「ああやって逆さまになって飛んでいて、且つそのことに気づかないと、逆さまの世界が正しいと思えてきてしまう。」
チャップリン演じる床屋はユダヤ人女性が侮辱されているのを見過ごせず、突撃隊に立ち向かいますが、周りの人は最初彼をおかしい人だと思います。しかし、おかしいのは女性を陵辱して良しとする社会であって、床屋ではないはずなのですが、社会の価値観が転倒してしまうと、一緒に転んでいる側が正しく、まっすぐ立っている側がおかしいように観られてしまうということが丸山によって指摘されています。『独裁者』をこのような観点で観たことがなかったので、丸山の指摘を読んだときは非常に感銘を受けました。と同時に、アンダースの指摘もまた丸山の指摘と機を一にしていることにもテレビを観ながら感動しました。
夏風邪を引きました。5日の晩から調子を崩して今も微熱がつづいています。5日が成績の〆切でその前日まで根詰めて採点し出し終わったら、ふと気が抜けて調子を崩したようでまさに色心不二です。
成績は公平に、かつ出来るだけ合格する方向でつけましたが、それでも不合格の人はやはりいます。惜しかった人もいますし、めげたりしないで後期頑張りましょう。
7/30(土)にサッカーを観戦してきました。場所は国立競技場。対戦カードはジュビロ磐田?バイエルン・ミュンヘン。席はアウェー席、つまりバイエルン側です。当然、バイエルンを応援しました。
バイエルンというとオリバー・カーン、バラック、サンタ・クルスなどがいますが、今回サンタ・クルスは控え。親善試合ということもあり、のんびりとした応援でしたが、ドイツ応援団のリズムが難しくてみんな付いていけないんですね。突然終わってみたり、日本の三々七拍子に似ているけれど微妙に違っていたりして。後半はめんどくさいから全部四つうちで拍手していました(笑)。それに比べてジュビロのほうはサポーターもちゃんと制服を着込み、みんな揃って応援していました。
結果は3?1でバイエルンの快勝でしたが、残念なことに私たちのほうのゴールネットは一度も揺れず、全部向こうサイドでやっていたのであまりよく見えませんでした。いずれにせよ夏の宵にビール飲みながらゆっくりと観戦できて、とてもよい時間を過ごせました。
先日、夕方街を歩いているとハチに刺されました。右手中指と人差し指のあいだに間違って挟まってしまったらしく、中指のほうを「チクリ」と刺してきました。刺されてから痛さに気づいて見ると、小さな白黒のハチが針を刺したままもがいています。殺してはかわいそうだし、下手な抜き方をして針が残ってもいやなので、そうっと抜いて助けてあげようとしますが、こちらの慈悲心が分からないようでもがいたり、また刺そうとしたり暴れます。それでも何とか抜いて放してやりました。
ちょうど、八王子文化に行く予定だったので、そのまま文化まで行って毒を絞り出し、水洗いをして役員の人に薬箱を出して貰いムヒを塗りました。
その日は何ともなかったのですが、翌日(チャップリンの試験をやった日です)は徐々に腫れてきて軽く熱を持ち、その翌日(火曜日)が頂点でほとんどペンを握ることも出来ず、予定していた試験の採点は中止してヒヤロンや水で手を冷やしていました。
今日は治まってきたようなので、明日から採点を開始したいと思っています。
皆さんも虫(とくにハチやブヨ)には気をつけて下さい。
サイトの方でも、文具についていろいろ書いているけれども、あちらはどちらかというと総論に近い感じで、なるたけ「持ち物紹介」「持ち物自慢」はしないようにしようと心がけています。一方ブログの方は、授業も終わって定期的な記事もなくなり、メンテの必要性からちょっとした話題についていろいろ書いていこうと思っています。
万年筆は、ある程度使い込むとなじんでくると言うか、最初「?」だった部分が徐々に解消されてあるとき劇的に手になじむようになります。ほんの数日前、それまでペンケースに入れて職場に持ち込んで使っていたペリカン・ニューヨークがインクを使い果たしたので、綺麗に洗浄して代わりのペンを下ろすことにしました。数年前から使っているウォーターマンのリエゾンです。ウォーターマンのペン先が硬いと言われ出したのは近年のことですが、わけてもこのリエゾンは形状がラウンドアップ・ニブでとても硬いペン先です。最初手にしたときは書き味も硬いし、あまり良いペンではないという印象でした。
しかし前回使って休ませた後、今回下ろしてみると書き味が劇的に変化していることに気づきました。どういう理由か分からないけれど、万年筆にはこういうことが起こるようです。書き味の変化というのはとりもなおさず経年変化なわけで、前回しまう頃の書き味がそのままつづいていそうなものなんですが、洗浄して、乾かして保存し、新たにインクを入れ直すと、こういう変化が起きていることもしばしばあります。
道具自体の成長を楽しめるところも万年筆のよさだと思います。
授業が終わってから、市内へ出てレシピエで紅茶を購入しました。今月はディンブラのクオリティーを購入。ロイノルン・クォリティ 05です。
ディンブラ地方はスリランカ(セイロン)中央山脈の西側に位置し、クオリティーシーズンは1月から2月にかけてですが、日本にこれらが入ってくるのは3月から4月です。反対に中央山脈の東側に位置するウヴァはこれから秋にかけてがクオリティーシーズンになり日本で手にはいるのは秋ぐらいです。
三大銘茶にも数えられるウヴァが力強い紅茶であるのに対して、ディンブラは柔らかい感じの紅茶です。香りは花の中でもバラのような香りがする紅茶で、ミルクティーでもストレートティーでも、あるいはタンニンが少ないためアイスティーにも向いています。ただ、このクオリティーはディンブラの中では力が強めの味と香りだと思います。葉の形状はセイロンティーらしいBOPで細かく、味が出やすくなっています。
先月買ったアッサムが内向的な香りなのに対して、今回の紅茶は外向的な香りで、ちょうどボルドーとブルゴーニュ・ワインの対比と似ているように思います。
連日暑い日が続きますね。
先週の木曜日は妙に蒸し暑く、汗をかいてもそれが蒸発しない感じで、4コマの授業中最初テンションあげていたら途中で急に頭がぼーっとしてきて、椅子に座ってマイクを使う羽目になりました。「すわ!卒中の前触れか!?」と気を揉みましたが無事に生きています。
「暑いときには熱いお茶」というコンセプトから、滝山祭(寮祭)の出店で熱いほうじ茶を売ったものの大赤字を出した経験も顧みず言わせてもらうと、暑いときには熱いお茶がいいと思います。ずっと紅茶を飲んでいることは以前に書きましたが、暑くなってくるとただのミルクティーではなく、ティースパイス(マサラ)を上手に使って紅茶を飲むのです。
上の写真は、くだんのレシピエで売っているものです。本来はインド式のチャイに使うものなのですが、あまり暑いとチャイ作りのような作業も面倒になってくるのでポットに茶葉と一緒に入れて蒸らして、普通に飲んでいます。このスパイスには「カルダモン」が使われていて、ちょっと樟脳のような癖のある香りですが解熱作用をもつといわれる香辛料です。このスパイスミックスを使ったお茶を飲むといったんお茶の熱と香辛料で汗が出るのですが、すぐにすーっと暑さが引いていく感じがします。これをポットに一杯(ティーカップで三杯)に対してひとつまみぐらい入れて作ったミルクティーを飲んでから出かければ脱水症状や熱中症などを防げると思います。また、暑いからと調子に乗って冷たいものばかり飲んでいるとお腹にもよくないのでお茶にしましょう。
また、町中を歩くときは帽子をかぶったり、風の方向に気をつけて歩くといいです。たとえば八王子市の夏は、ほぼ毎日お昼から夕方ぐらいまでは南風が吹きます。南風といえども汗をかいた体に吹きつけてくるとかなりの冷却効果が期待できます。つまり、できるだけ南北に伸びる道を歩くようにしましょう。
また暑い中歩いていてぼーっとしてくると、なんだかそれだけで頑張っている気持ちになったりしますが、無理をせず途中でスーパーやデパート、コンビニなどに入って涼を取ったり休憩した方がいいと思います。
食べ物は香辛料の効いたもの、とくに梅雨時のじめじめして汗が発散しないようなときは四川料理がいいんじゃないですかね?麻婆豆腐や担々麺です。中国語の先生に聞くと、四川も同じような気候だといいます。四川といえばみんなが大好きな劉備や諸葛亮が建国した「蜀」のことですから縁起もいいと思います(笑)
ともかく、熱中症になどならず、元気でこれからもよろしくお願いします。
もう10年以上、ほぼ毎日紅茶を飲んでいます。
最初のうちはいろいろなメーカーのを買って飲んでいたけれど、東急スクエアーに紅茶専門店「レシピエ」がオープンしてからはほとんどそこの紅茶にしています。
今日は午前中ブロックを回り、その後市内に出る用事があったのでついでに紅茶を買ってきました。
今日買ったのは「ディクサム・ブロークン」。アッサム茶です。
この紅茶はミルクティーに合うのと、安い割にティップが多く入っていてお得だから。
買うのはたいていこのお茶か、ウバ・ハイランドというセイロン茶のどちらかですが、味にこだわっているというよりも、ミルクティーに合うのを選んでいます。だからダージリンはほとんど飲みません。ダージリンのファーストフラッシュなんてあんな渋くて、生臭くて、色の薄いお茶を、何であんなにありがたがるのか分からない。(笑)