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成長してくれたペン

サイトの方でも、文具についていろいろ書いているけれども、あちらはどちらかというと総論に近い感じで、なるたけ「持ち物紹介」「持ち物自慢」はしないようにしようと心がけています。一方ブログの方は、授業も終わって定期的な記事もなくなり、メンテの必要性からちょっとした話題についていろいろ書いていこうと思っています。
万年筆は、ある程度使い込むとなじんでくると言うか、最初「?」だった部分が徐々に解消されてあるとき劇的に手になじむようになります。ほんの数日前、それまでペンケースに入れて職場に持ち込んで使っていたペリカン・ニューヨークがインクを使い果たしたので、綺麗に洗浄して代わりのペンを下ろすことにしました。数年前から使っているウォーターマンのリエゾンです。ウォーターマンのペン先が硬いと言われ出したのは近年のことですが、わけてもこのリエゾンは形状がラウンドアップ・ニブでとても硬いペン先です。最初手にしたときは書き味も硬いし、あまり良いペンではないという印象でした。

しかし前回使って休ませた後、今回下ろしてみると書き味が劇的に変化していることに気づきました。どういう理由か分からないけれど、万年筆にはこういうことが起こるようです。書き味の変化というのはとりもなおさず経年変化なわけで、前回しまう頃の書き味がそのままつづいていそうなものなんですが、洗浄して、乾かして保存し、新たにインクを入れ直すと、こういう変化が起きていることもしばしばあります。
道具自体の成長を楽しめるところも万年筆のよさだと思います。

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