Monthly Archives: May 2006

万年筆(fountain pen)

万年筆(fountain pen)

万年筆の特色は「万年保つこと」でも「正式っぽいとこ」でもありません。これは「ほとんど筆圧をかけなくても書ける」という点なんです(洒落じゃないよ)。これを無視して筆圧をかけて書くと万年筆は傷んだり、最悪壊...

 

状況文具(situation stationery)

状況文具(situation stationery)

タイトルは冗談ですが、文房具にも、それを用いるのがふさわしい状況とそうでない状況とがありますね。ここではまず筆記具と紙製品を取り上げます。筆記具というとざっと思いつくのは、「万年筆」、「毛筆」、「ボール...

 

ディケンズ 『我らが共通の友(全3巻)』 (ちくま文庫)

ディケンズ 『我らが共通の友(全3巻)』 (ちくま文庫)

現代のように様々な娯楽や情報がなかった時代に書かれた文学は、時に背表紙を見ただけでたじろいでしまうような厚さのものがあります。トルストイやドストエフスキーなどロシア文学、今回紹介するディケンズやサッカ...

 

平井正穂編 『イギリス名詩選』 (岩波文庫)

平井正穂編 『イギリス名詩選』 (岩波文庫)

保育園の頃から落ち着きなく出歩き、小学校の通知票の「生活態度」欄(こんな内面に踏み込むな、、と子供の頃から思っていました)では6年間「落ち着き」が最低評価。目に付くもの、興味が沸いたものに何でも飛びつ...

 

アーサー・K.Jr. ウィロック 『フェルメールとその時代』 (河出書房新社)

アーサー・K.Jr. ウィロック 『フェルメールとその時代』 (河出書房新社)

The Universe of English (下記参照)の冒頭は絵画論で、テーマは16-7世紀のオランダ絵画でした。その中でももっとも有名なのがこのデルフトの画家ヨハネス・フェルメールです。本書は2000年(日蘭交流400周年)を記念して開かれた「フェルメール展」の...

 

『泣くものか―作文集』 養護施設協議会(亜紀書房)

『泣くものか―作文集』 養護施設協議会(亜紀書房)

先日警察庁から昨年一年間の児童虐待死が報告されましたが、49件ということでした。この数が多いか少ないか私には分かりませんが、少なくとも死に到らない虐待の数は相当なものに上ると思います。 本書はもう30年...

 

椎名誠 『哀愁の町に霧が降るのだ(上下巻)』 (新潮文庫)

椎名誠 『哀愁の町に霧が降るのだ(上下巻)』 (新潮文庫)

椎名誠を最初に読んだのは、大学4年生の時、親しかった後輩から薦められたのがきっかけでした。たしか『インドでわしも考えた』だったと思います。なぜならば、当時「印度天竺文化研究会」(通称「印天文」)を作ろ...

 

能登路雅子 『ディズニーランドという聖地』 (岩波新書)

能登路雅子 『ディズニーランドという聖地』 (岩波新書)

授業で話をしたり、レポートやログを集めたりしていると痛感するのですが、今の学生達は「ディズニー」という言葉に対して敏感に反応、しかも肯定的に反応する人が割と多いですね。先日の授業でも左翼系の学術誌New Internationalistの記事...

 

カント 『啓蒙とは何か』 (岩波文庫)

カント 『啓蒙とは何か』 (岩波文庫)

カントのもたらした比類なき転回とは、それまで迷信のようなものが理性の正しい使用を妨げ、その結果人は誤ると考えられていたものを、むしろ理性そのものの中に誤謬の原因があると指摘したことでした。これが一般的な...

 

東京大学教養学部英語教室 The Universe of English (東京大学出版会)

東京大学教養学部英語教室 The Universe of English (東京大学出版会)

二年ほど前までは、ほとんど毎年といっていいほどこの書物をテキストとして使用していました。数年間、この続編というかリニューアル版The Universe of English 2を使ったこともありましたが、2は1の持っている魅力を嘘のようになくしてしまい...