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K. Fukao

『相棒』と地方公務員法

今日から『相棒』シーズン6が始まりますが、それに先立ってシーズン5の最終話「サザンカの咲く頃」が再放送されていました。

2時間スペシャル。

ネタバレになるので詳しいことは書きませんが、目的と手段を勘違いしがちな人間に対する鋭い告発を含む右京の激昂は見ごたえがありました。しかし、犯人逮捕となってまだ1時間30分、まだ解決じゃないのかと思うと、いつもは何かとサポートしてくれる小野田官房室長が今回は敵に回る。もう駄目か、いっそクビ覚悟でと亀山が悲壮な決意を固めると「じゃあ、君だけ辞めてください」という右京・・・

地方公務員法の49条と50条を盾に取る作戦だったと、後で分かります。

(不服申立て)第49条の2 前条第1項に規定する処分を受けた職員は、人事委員会又は公平委員会に対してのみ行政不服審査法による不服申立て(審査請求又は異議申立て)をすることができる。

第50条 第49条の2第1項に規定する不服申立てを受理したときは、人事委員会又は公平委員会は、直ちにその事実を審査しなければならない。この場合において、処分を受けた職員から請求があつたときは、口頭審理を行わなければならない。口頭審理は、その職員から請求があつたときは、公開して行わなければならない。

それにしても凄い発想ですね。ペリー・メイスンが『氷の手』で検察側の持ち出した免責特権(インミュニティー)を逆手に取ったときと同じような奇策です。これだから『相棒』は止められない。

右カラムに

ブログのアップデートに続いて、ブログのテーマ(デザイン)も更新しました。

そうするとRSSフィードが上手く表示できるようになったので、右カラムにジャズのブログの最新記事を自動表示できるようになりました。よかったら読んで笑ってください。

携帯電話の電池

常々疑問に思っていたことがあって、携帯電話をずっと家に置いていた場合と仕事に持ち出した場合とでは電池の減りが違うような気がしていました。あまり携帯は使わないので家に置いておくと充電せずに一週間近く持つのですが、仕事に持ち出すと使わなくても3日目ぐらいには確実にゲージが2に下がっている。

まあ、仕事に行く時はちょっと画面を眺めたり、音楽を聴いたりするから減りが早いのも仕方がないのかと思っていたけれど、そうしなくても減りが速いような。

今朝のワイドショーで特集が組まれ、やっぱり電波が不安定なところだと電池の減りが速いそうです。私の場合は地下鉄に入ったときに圏外になり、電池が消耗するようです。気のせいだと思っていたことが確認されてほっとしてます。

来年の手帳(2007→2008)

来年の手帳はシステム手帳にしました。

システム手帳はちょうどバブルの真っ最中にブームが起こり、私などバブルと無関係な日々をつつましく過ごしていた人間にもその波は襲い掛かり、大学の4年ぐらいから大学院の前期課程が終わる頃まで(まさにバブルの絶頂)、私もシステム手帳を手にしていました。といってもその頃は合成皮革のつつましいものを使っていたのですがね。

今回も世界的に有名なfilofaxのように高価な手帳ではなく、日本の堅実なメーカー、アシュフォードのバイブルサイズの手帳にしました。本革(キッドスキン=仔山羊革)ですがそれほど高価ではありません。ただ、ラムスキンに似て、手に吸い付くような肌触りです。

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ペンはBICの4色ボールペンがペン挿しとぴったりだったので、これを使うことにしました。本当はしゃれた万年筆などを挿したかったのですが、サイズが太すぎて合いません。

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4色は要らないのですが、仕事を青、その他の活動を黒、大事なことは赤と分けているので、多色ペンは使いたいのです。

マンスリー部分は、以前の記事でも書いたように「週単位」で予定が立っている生活なので「カレンダー式」に。

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ウィークリー部分は、今年もクオバディス風にヴァーティカルにしようかとも思ったのですが、メモがとりやすいよう「レフト式」にしました。

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右ページがメモ帳なのですが、アシュフォードのリフィルは日単位の区切りがあるだけで無地です。本当は横罫、もっと欲を言えば方眼が欲しいところですが、方眼は見当たらず、横罫は他社のリフィルにあります。システム手帳のよさは他社のリフィルを使えるところなのですが、日付のフォントだとか色合いの点で折り合いがつかず、アシュフォードのを利用しました。左側に見えている方眼用紙は穴あきの方眼メモ帳を挟んだところです。

そもそも使いこなせるかどうか心もとないのですが、まあ、こうやってブログに書いてしまえば、書いた手前少し頑張って使い続けるだろうと思って書いた次第です。

真のテクニックはニュアンスである

9月末から大学の授業が再開されて、先週英語のテキストでルイ・アームストロングが取り上げられたパートを読んだので、それに関係するDVD『サッチモ』を学生と鑑賞しました。

この中で後半、歳をとってパワーの衰えたサッチモを酷評する向きに対して、ウィントン・マルサリスがきっぱりと言っています:「晩年のサッチモを買わないという人がいるが、そういう人は何も分かっていない。最高のテクニックとはニュアンスであり、それは人生経験から生み出されるものだ」と。

その直後、確かにハイ・ノートを出すのが辛そうなサッチモの映像「明るい表通りで」が流れますが、このソロが本当に涙物。下手さに涙が、じゃなくて、そこに展開される音楽の美しさと微妙さに涙が誘われるわけです。"What a Wonderful World"もいっぱいカバーが出ていますが、サッチモに匹敵する歌はいまだにありません。

そんなことを考えながら過ごしていたら、ある時喜劇論を耳にして、再び考えさせられました。

「真の喜劇役者はギャグを言わない」そうです。言葉そのものを封印したチャップリンはともかく、その他の喜劇役者でも一流といわれる人は、ギャグで笑わせるのではなく、私達が普通に使う日常の台詞を、そのニュアンスだけで笑いに持っていくということでした。「で、どうしたの?こないの?」これだけで笑わせることができる役者がいるそうですし、確かに、渥美清などは取り立ててギャグというギャグは言いませんが、寅さんは面白い。志ん生は「っというわけで」という冒頭の言葉だけで笑わせます。「蛇から血が出ていてへーびーちーでー(ABCD)」という駄洒落も、他の誰が言っても面白くもなんともないのに、志ん生が言うと笑わされるわけで、これがニュアンスというものかと思いました。

情熱空間の閉店とエコスの開店

紫陽花の記事と共に書いた情熱空間ですが、山の木が紅葉する前に閉店してしまったようです。

確かに夏に入ってから、弁当屋も縮小したみたいだし、なんとなく閑散とした印象がありましたが、しかし速い。結局弁当は2度食べたのみ。ただし豚の角煮は何度か買って食べました。

そうこうしているうちに、もっと近所にスーパーの「エコス」が誕生しました。こちらは言うほど安くはないです。というよりもコンセプトとして安さを売りにしているんじゃないかもしれません。ねぎなんか普段一本100円近くします。でも、熱すると甘みが出たりして、「中級」程度の品物を売りにしているのかもしれないですね。

クリスピー・クリーム・ドーナツとはり猫

今日は白山の帰りに新宿に寄ってきました。小田急の伊東屋で来年の手帳を物色しようと思ったからです。
最初に腹ごしらえをしようと思い、以前の記事でも触れた、新宿サザン・テラスにあるクリスピー・クリーム・ドーナツに行きましたが、バーガーキングの時と同じくものすごい列・・・

donuts

ご丁寧に待ち時間が書いてあって(警備員の横の看板)1時間10分待ちと出ていました。ちょうど時刻が12:45だったので、1:10の意味ではないか確認しましたが1時間10分との事、当然並びません。仕方がないので近くにあったマクドナルドでやっつけ仕事のような食事をし、小田急へ。小田急は小田急でエスカレーターの工事をしていて伊東屋のある10階までなかなかたどり着けない。やっとこさたどり着いて手帳を見ましたが、まだ10月はじめなので全然充実していません。なんか上がり損したような気分で降りてきました(降りるのも一苦労)。

八王子に着いて紅茶を買って(アッサムの「シロニバリ」)、放射線通りを歩いていたら「はり猫」の看板に灯がともっていたので行きました。

neko tableau

アイスコーヒーもあったけれど、ホット・コーヒーを注文し、Booをテーブルに持ってきて万年筆を取り出したところ。万年筆はペリカーノ・ジュニア。

neco speaker

今日はキース・ジャレットのモントルー・ライブ『マイ・フーリッシュ・ハート』が流れていました。空気が澄んで西日が異様に強かったので、普段よりも明るい店内。また、普段たいてい私一人なのですが、今日は別のお客さんも来ていました。時に5人ぐらいお客さんがいて驚くことがあります。お客さんが帰った後のテーブル。

neco tableau2

キースはストライドに挑戦していたりして、「浮気はやめた」が終わって2枚目冒頭のの「ハニー・サックル・ローズ」辺りで店を出ました。

partenaire と pasmo

『相棒』の再放送。エピソードは「殺人ワインセラー」でした。
ここで出てくる、大銘醸ワイン「シャトー・マルゴー」もしのぐといわれているボルドー右岸の「バルトネール」ですが、実在しません。パルトネール=パートナー、つまり「相棒」のことなんですよ。しかし扱われていた「ペトリュス」や「ロマネ・コンティ」など実在するワインは本物を使ったのでしょうか。この話の教えは、「傷つけた側は覚えていなくても、傷つけられた側は一生忘れない」というものでしょうが、そんな教えを忘れるほど絢爛たるワインの数々でした。

さて西東京バスがパスモに対応したので、私も購入しにでかけました。

pasmo

バスの場合、従来のバスカードと同じようにいくらか得をするポイントサービスがあるようなので買ったわけです。駅に行くと、幟旗を立てて賑々しく申し込みを行っているので行ってみると、クレジット・カードと連動して自動チャージをしてくれるカードを扱っていて、現金チャージは自動キップ機で買えるそうです。自動チャージでもいいのですが、まだ不安なので現金式にしました。使い方も不安なので、駅から100円区間を試し乗りして、実際に使えるかテストしてみることに。nanacoカードと同じパスケースに入れているのに、きちんと読めたので驚きました。セブンでnanacoを使ったら、間違えて引かれていることもなくてさらに驚きました 🙂

読売新聞の世論調査

テレビや新聞で無作為抽出の世論調査の結果が出ていますが、うちには電話アンケートなど来たことがないので「どうせインチキで、読売系なら保守的な結果を出し、朝日系なら非保守的な結果を操作しているんだろう」ぐらいに思っていたら、今日電話が来ました。

内容は福田さんの新内閣に関するものでしたが、2択が多くて困りました。

特に「国連決議は意味がないといって民主党は派遣延長に反対しているけれど、この対応は適切か否か」というのは分かりづらい質問で、答えるのにも四苦八苦。国連決議の前文に感謝風味の決議を入れさせたことに意味があるかどうかと、派遣延長そのものにたいしてどう思うか、という2つの問題が入れ子になっているこの質問にどう答えたらいいのか?

よくよく問いただして、質問の意図が「『国連決議が無意味である』という対応が適切だと思うか否か」ということだと理解できたので、思うところを回答しました。

こちらからサイトにアクセスして答える形式のアンケートだと、ある特定の分野に関心の高い人が殺到したりして結果が偏向することを考えると、こうした電話口の無作為アンケートのほうが実情を映し出すのかなとは思いました。

WordPress 2.3

I've just upgraded WordPress to version 2.3, code named "Dexter Gordon". I could do that without any problem, though I needed to update current skin (Mystylook) and Google-Sitemap-Generator into the latest versions.

↑ は英語のフォーラムにpingを打つので書いておきました。Wordpressを2.3にアップグレードしました。

WordPressは前々からジャズ・フリークが関係しているような気がしていました。というのも標準で装備されているプラグインの中に "Hello Dolly"というものがあって、これは管理画面の各ページに "Hello Dolly" の歌詞の一節が出てくるというモノです。"Hello Dolly"とはルイ・アームストロングのヒット曲で、全盛時代のビートルズを抜いてトップチャート1位を飾ったことでも知られています。

そして今度はVersion 2.3のコードネームが「デクスター・ゴードン」。jazzのブログでも取り上げていますが、テナー奏者で映画『ラウンド・ミッドナイト』の主人公、デイル・ターナーを演じたモダンジャズの大物です。

今回のヴァージョンアップでタグ機能がサポートされたようなので、おいおい試してみようと思います。