はり猫はバスラの香りかラーメンか

今日はずっと若い友人と八王子のジャズ喫茶、はり猫へ行ってきました。

久しぶりに会えたことと、ちょっとした頼みごとがあってゆっくり話をしたかったのではり猫を使わせてもらったわけです。本当は今日こそ店内を電話のカメラで撮影して、「これだけ味のある内装だ」ということを公開したかったのですが、運悪く電話が電池切れ。ついでに電子辞書のアルカリ電池も切れたりして、今日という日はつくづく電池に祟られた一日でした。今度撮影させてもらって公開します。

店内ではピート・ラロッカの『バスラ』が流れていました。イラク復興支援ですっかり有名になってしまった街バスラですが、私はこのアルバムのタイトルと光栄の名作ゲーム『大航海時代2』で鍵となる町だったので強く印象に残っています。今日のはり猫はそういう意味で、中東の街の雰囲気をかもし出していましたが、申し訳ないことに友人と私はラーメンの話に打ち興じていました。

[マクドナルド]成長性高いカフェ事業参入 収益拡大目指す

日本マクドナルドは12日、カフェ事業に進出すると発表した。8月29日に「マックカフェ」の名称で首都圏を中心に15店舗を開店。成長性の高いカフェ事業への参入で、収益拡大を目指す。

 日本では近年、スターバックスをはじめカフェの人気が高まっている。マクドナルドは、主に収益が伸び悩んでいる小規模店をカフェに変え、顧客の反応を見ながら徐々に拡大を図る。

 最初は首都圏の小規模店10店をカフェに衣替えするほか、恵比寿ガーデンプレイス店(東京都渋谷区)など既存のハンバーガーショップに5店を併設する。メニューはコーヒーを中心に、パンなどの軽食や洋菓子も取り入れる方向。同社は「家族連れも入りやすいメニューや店作りを考えている」として、高級志向のカフェとは差別化を図る方針だ。【工藤昭久】

毎日新聞

マックのコーヒーに関していえば、東洋の日に朝マックを白山駅前で食べることがあるけれど、ここのコーヒーは一言で言うと「海老の匂い」がするんですよね。最初に気づいたのはエビフィレオのシーズンだったので、店内の海老の匂いが(って、そんな匂いしていなかったけれど)粉にでも移ったのかなと思っていましたが、いつ頼んでも「海老コーヒー」なので、これはひょっとすると油が匂いを移しているんじゃないかと考えました。別の店で飲んでも同じなので、油かあの容器の内側についた匂いだと睨んでいます。

海老コーヒーということで一瞬ロブスタ種を連想しますが、海老はlobster、コーヒーはrobustaでつづりも意味も違います。ロブスタ種のコーヒーとはインスタント用のコーヒー豆で丈夫なのがとりえ、味や香りはいまいちのかなり大括りの種類です。私たちが騒ぎながら飲んでいる、ブルマンも、モカも、タンザニアも、コロンビアも、大括りでは「アラビカ種」に属するコーヒー豆で、これは美味しいです。

梅雨空に一瞬

今日は一日中梅雨空でしたが、7時前になって急に西の空が明るくなってきたので、ブラインドを上げて見てみたら雲間から日の光が差していました。

夕焼け1

写真右下に写っている光は、浅川河川敷の盆踊りの提灯です。「葉っぱギラギラギィラギラッ、ハッ?♪」と太陽の町、八王子が流れています。正面ちょっと右に創価大学の本部棟が写っているのですが、シルエットで分かりづらいですね。もっと空に向けて撮った写真が下。

夕焼け2

太陽の町、八王子ですが、正確な曲名は「太陽おどり ―新八王子音頭―」というようですね。

セブンイレブンnanacoカード

nanaco card
普段使っているセブンイレブンの、昼間のおばさんに強く勧められてセブンイレブンのナナコカードを作りました。あらかじめネットで申し込んで、用紙をプリントアウトしておいたのであっという間に作ってもらえました。とりあえず2,000円チャージしましたが、何日持つやら。

ジェフリー・アーチャー 『十二枚のだまし絵』 (新潮文庫)

私の好きな、そして仕事っ気抜きで気楽に読めるジャンルが探偵小説や法廷ミステリー、そして今日紹介する本のようなミニミステリーです。ジェフリー・アーチャーはロンドン市議会議員やコモンズの議員を最年少で務めた人物ですが、日本では小説家として有名であり、特に阿刀田高や星新一の短編に通じるストーリテラーとしての魅力とピリリと辛い風刺が効いた作風で私の好きな作家の一人です。この『十二枚のだまし絵』も、タイトルから分かるとおり12の短編からなっていて、一つ一つが実に味わいのある小品なわけです。

原題は Twelve Red Herrings. Red herring(燻製ニシン)とは「人の注意を他にそらすもの」という意味があり、転じて推理小説などで読者をミスリードするための仕掛けをさす言葉です。最後の訳者解説によれば12作品それぞれ、どこかに「燻製ニシン」に通じる言葉が出ているということです。ここでは実際に読むときのネタバレにならない程度に、各作品の魅力を紹介したいと思います。

  1. 「試行錯誤」 妻と浮気相手に謀られて無実の罪に落とされた男が、いろいろな人を味方につけて自分の無罪と相手の罪を暴露していく。軽妙な語りが面白い。
  2. 「割勘で安あがり」 100万ポンドの宝石が欲しい美人。愛人の金持ちは50万ポンドまでしか出さないという。さてどうやって手に入れる?
  3. 「ダギー・モーティマーの右腕」 苦労の末手に入れた品物を、ケンブリッジのボートクラブに贈るがあまり歓迎されない。どうして?
  4. 「バグダッドで足止め」 フセイン政権下のイラクから亡命し、政治犯として死刑を宣告された男。絨毯の買い付けでトルコからアメリカに戻る途中、エンジントラブルでバグダッドに着陸する羽目に。
  5. 「海峡トンネル・ミステリー」 女にだらしない親友に、新作の構想が出来たので聞かせたいと誘われる。聞いているうちに気まずくなる。
  6. 「シューシャイン・ボーイ」 セント・ジョージスの総督に命ぜられ政治家。近くマウントバッテン卿が来ると知らされて大慌て。
  7. 「後悔はさせない」 恋人を受取人に生命保険をかけた男。検査にパスした数週間後急死する、しかもエイズで。
  8. 「高速道路の殺人鬼」 そこは殺人鬼が出るというハイウェー。後ろのトラックがハイビームのままずっと自分の車を追いかけてくる。逃げ切れるのか?
  9. 「非売品」 才能ある画家は、しかし間違った男を愛してしまった。
  10. TIMEO DANOS ギリシアに旅行に行った倹約家の男とその妻。ギリシア陶器のお土産を買うのにもすったもんだ。
  11. 「眼には眼を」 最後タイトルが納得できるオチ。
  12. 「焼き加減はお好みで」 エンディングをお好みで選べる。私は3の「オーヴァーダン(焼きすぎ)」がよかった。

文庫は現在絶版のようですが、ブックオフなど古本屋で安く売っています。

バーガーキング、再び

東洋大学の授業終わりに再びバーガーキングへ行ってきました。といっても、前回はそこを目指したわけではないのですが、駄目となると人間てぇのは余計にやりたくなるもので、前回の行列のせいで今日はわざわざバーガーキングを目指しました。

そこで「動く歩道」を利用。

動く歩道

これは都庁まで続くのですが、「うむ、石原都知事めぇ、こんな贅沢なもの・・・」と思い、ふと気づきましたが、これは現都知事の作ったものじゃなくて、ホームレスの立ち退きとかで荒れていたときは青島都知事の時代だったんですよね。イカンイカン、何でも悪いことは現都知事のせいにしとけばいいという性分が身についているなぁ 😛 などと、あまりにスムーズな歩行のおかげでいろいろなことを考えていると、あっという間に住友の三角ビルの横に出ました。このビルの前を横切ると新宿アイランドです。

今日は平日で、おまけに小雨そぼ降る天候、列などないだろうと期待していましたが、それでも2?3分程度の列はできていました(お昼時だったせいもあるのでしょう)。メニューのチラシが置いてあるので、並んでいる間に何にしようか決めるのですが、折角なので一番贅沢なものということで「ダブルワッパーチーズ」に決めました(「ワッパー(whopper)」とは「どでかいもの」という意味)。ところがお釣りを貰って気づいたのですが、店の人は「ダブル」のない「ワッパーチーズ」だと思ったようなんですね。確かに、ワッパーチーズが出てきました。特にダブルでなくてはいけない理由なかったので、そのまま貰って席に着きました。これがワッパーチーズ。

whopper cheese 1

サイズ比ということでよく使われるタバコの箱を脇に置いてみましたが、そのサイズの大きさが分かると思います。タバコの箱を二つ並べてそれが収まる程度の円を描くと出来るサイズです。マックよりいいのは野菜が多いところ。中身を少し。

whopper cheese 2

具は、ハンバーグの他、レタス、たまねぎ、トマト、ピクルス、そしてチーズが乗っていました。チーズは香りや味の強い種類でコクがありました。ハンバーグもグリルされた香ばしさが出ていたので、丁寧に作っているのですかね。そしてなんといってもこの量です。

私も大食いでは人後に落ちないつもりでしたが、これを一つ食べたら、かなりお腹がくちくなりましたよ。ダブルだったら降参していたかもしれません。話の種に食べに行って、十分満足できると思います。

ロンドンパブ シャーロック・ホームズ

クリーニングを出しに街に出かけました。

途中、駅前放射線通りの一角が白い花でデコレートされ、そこだけロンドンの街角のようになっていたので写真を撮りました。

Sherlock Holmes 1

ロンドン風パブのSherlock Holmesです。数年前、暇があったときは昼間によく行っていました。ここではギネスが飲めシガーを吹かすことが出来るのです。現在はよくわかりませんが、当時は店内でもシガーを販売していました。売ってなくても大丈夫。すぐそばにタバコ専門店KemKamがあり、ここにはCohiba(コイーバ)やMontecristo(モンテクリスト)をはじめとしたプレミアムシガーが、きちんとシガー専用棚に収められて売られているからです。ここで一本買い、Sherlock Holmesでギネスやモルトウィスキーを啜りながらシガーを吹かすのもいいものです(今は暇がなくて出来ません・・・ 🙁

店の入り口はこうなっています。

Sherlock Holmes 2

また夏休みになったら、シガーを吹かしに行こうかなと思っています。

店の詳しい情報は

SHARP AQUOSのCM曲(ビッグバンド風G線上のアリア)

Sharpの液晶テレビ"Aquos"(アクオス)のTVCMは現在「セザンヌ」篇ということで、セザンヌが80枚以上描いたといわれるサント・ヴィクトワール山をテーマにしていますが、バックで流れるビッグバンドジャズ風のG線上のアリアが気になって仕方がないんですね。

で、気にしているだけでは何も解決しないので色々調べたところ、次のような曲だということです。

        

  • 「G線上のアリア」を原曲に、このTVCM用にアレンジしたオリジナル曲
  • 原曲:G線上のアリア(作曲:J.S.バッハ)
  • CMソングタイトル:G線上のアリア ?A kind of joy
  • 作詞:PAT SEYMOUR
  • 編曲:田中浩一
  • 歌唱:Theresa James
  • 演奏:沢井原兒 ENSEMBLE

CM用オリジナルなので残念なことにCD化はされていないし、する予定も今のところ無いそうです。タメの利いたアンサンブルで、ポストベイシーのベイシー・バントとかそういうものをイメージしていました。演奏の沢井原兒さんについては名前すら知らなかったのでネット検索してみると、通称「ゲンさん」、関西出身のマルチリード奏者だそうです。知る人ぞ知る実力派のプレーヤーのようで興味が沸きました。

CMはシャープの広告ライブラリーで観られます。

ホルモン屋

近所に新しくホルモン屋が出来たので、法学部の先生と行ってみました。

結論的にはデカルト懐疑主義に陥るような感じでした。もっとも「故に我あり」というようなホルモンではなく、むしろ、「何処に汝あり?」と思うぐらいホルモンの少ないホルモン焼き・・・店のお薦めだそうですが、あまり感心しないで野菜ばかり食べていました。

酒類もあまり量がなく、ほどほどに飲んだつもりでも、料金のほうは思いっきり飲んだような料金になっています。

この店、私は懐疑的な印象を持ちました。もっとはっきり言えば否定的な印象、さらにぶっちゃければ大きく×をつけました。あくまでも個人的な感想ですがね。

今月の紅茶

今月はもう終わりかけているのですが、6月中は大学の職員から頂いたさまざまなお茶を飲んでいました。フォションのアップルティー、トワイニングのダージリン、もう一つマレーシア産の正体不明のお茶です。

これらはまだ残っているのですが、いよいよ蒸し暑くなってきたので今日は紅茶とスパイスを買いに出かけました

tea and spice

スパイスは以前も紹介した「カルダモン・アンド・ペッパー」。紅茶のほうは普段よく使っている「シロニバリ(CTC)」、アッサムの茶です。相も変わらずめんどくさがりなので、チャイを煮立てたりせず葉っぱと一緒にしてお湯を注いで作ります。

しかし今日は蒸しますね。家のベランダから市役所のほうを撮影した写真がこれ。

rainy season

市役所が雨と蒸気で霞んでいます。