白山の紅葉と八王子のイルミネーション

八王子に比べて都心は暖かいせいか、紅葉もいまひとつ進みませんでしたが、ここへ来て一気に進みました。

アリバイを証明するように時計が・・・
アリバイを証明するように時計が・・・

3色が綺麗に映えていました。

一本の大きな銀杏木があって、これが完全に黄色くなるとまぶしいほどですが、まだ若干緑味が混ざっていました。

今日あたりはもっと黄色かったかと・・・でも曇り空だったので撮りませんでした
今日あたりはもっと黄色かったかと・・・でも曇り空だったので撮りませんでした

一方八王子ではもう街頭のイルミネーションが始まっています。

みずき通りの電飾
みずき通りの電飾

このどん詰まりにある毎日新聞支局前のイルミネーションは毎年凝っていますが、今年も。

敵も動くのでブレが;;
敵も動くのでブレが;;

ブレが激しいですが、手ブレと同時に、向こうの光も動くからです。今度ミニ三脚を持って撮りに行ってきます^^

利口の買い物

使っていた電子辞書が壊れたので新しいのをしぶしぶ買いました。

メーカーはセイコーインスツルでSR-E8600。

真新しさがうれしい
真新しさがうれしい

これに決めた理由は
・コンテンツ(収録辞書)が英語重視である
・型落ちで値引率がよい(60%引き)
・前もセイコー製を使っていたので操作性が継承できる

といったところです。

今度は落としても大丈夫なようにハードケースも一緒に購入しました。

それにしても電子辞書は百花繚乱というか百家争鳴、ざっと調べた印象だと、「多機能」のカシオ、「液晶」のシャープ、「コンテンツ」のセイコーという感じです。それぞれの目的にあったものを選ぶまでが一苦労で、なんとなく「帯に短し襷に長し」の印象を否めません。今回買ったものもCODがないのがちょっと残念です。

あくまで英語重視ですがリンクをはっておきます。

POD 新明解の源流?

辞書といえばPOD(Pocket Oxford Dictionary)を忘れるわけにはいきません。

以前の所有者は良子さんという美人でしょう(美人は妄想ですが)
以前の所有者は良子さんという美人でしょう(美人は妄想ですが)

この辞書はCODConcise Oxford Dictionary)が科学的・散文的定義を載せているのにたいして、人文学的・詩的な定義で有名です。たとえば "dog"の項を見ると次のように書かれています。

Quadruped of various breeds allied from wolf & fox, noted for serviceableness to man in hunting, shepherding, guarding, & companionship, & for antipathy to cats (狼と狐に類する多様な4足動物であり、狩り、牧羊、番犬、友として人に役立つこと、および猫に対する敵意で特徴づけられる)

dogの項参照
dogの項参照

とりわけ、最後の「猫に対する敵意」のくだりはジョンソン博士の辞書にも匹敵するような主観的でかつ漸減法のレトリックすら感じさせる定義で有名です。国語辞典でも「新明解」の独特な定義法が有名ですが、その源流はここにあるのかもしれません(さらなる源流はジョンソン博士ですが)。

やってしまった(涙)

電子辞書を床に落としたら割れてしまいました 😥

無惨なり
無惨なり

フローリングの床ですが、たまに落とすことはありました。しかし、今日は落ちた時の音からして不吉な感じで、恐る恐る開いてみるとこの始末・・・電子辞書は私にとって商売道具みたいなところがあるので非常に悲しんでいるわけです。

あわててAmazonに行ってみましたが、こういうものは慌てて買うと使いづらいのでじっくり調べてから買おうと思います。個人的には『ジーニアス』の大英和、COD、『コウビルド英英』、『ロジェのシソーラス』あたりが揃っているとありがたいのですが、そういうものはないようです。旅行英語やビジネス英語が充実したもの、音声読み上げ機能があるもの、冠婚葬祭のしきたりが載っているもの(笑)など様々ですが、どうも帯に短しの感じが否めません。

しばらくは本の辞書を使おうと思いますが、これまで軽くて小さい電子辞書に慣れてきたので、どの辞書も厚くて重い。私が持っている一番小さい辞書は『岩波英和』なので、それにします。

大学院時代に売れ残りを新品で買いました
大学院時代に売れ残りを新品で買いました

土居光知先生は私の師匠(村岡勇先生)の師匠に当たる方で、そんな縁もあって昔に購入し、電子辞書に移行するまでよく使っていましたが、実に独特の辞書です。それは語の定義が「使われている順」ではなくて、「古い意味順」という点です。たとえば "humour"という語は、現在「ユーモア、ヒューモア」の意味で使われることがほとんどで、したがって現代的な辞書では当然この定義が一番上に来ています。しかし『岩波英和』では

humourの項参照
humourの項参照

と、いきなり「液体」という定義がきています。これはこの語の一番古い意味でギリシア語のフモールから来たことを示しているわけです。こうした掲載方法を「歴史的原理」と呼び、OED(Oxford English Dictionary)がその原理で編集されています。これはニュース記事などをササっと読む時には不便ですが、たとえばShakespeareやDrydenなどを読む時には重宝します。私の場合もポウプを読む時はたいていこれで済ませていて、これで間に合わない時はOEDかジョンソン博士の辞書に当たります。電子辞書を使い始めて本棚の奥ですっかり埃をかぶっていましたが、久々に引っ張り出してみました。

馬鹿の買い物(3)うつけ編

「馬鹿の買い物」第3弾は、こちら。

DSCF1826VT

Miles Davis: The Complete Columbia Album Collection、要はマイルスのコロムビア時代のアルバム全集です(全音源という意味ではないです)。トータル71枚組。Amazonギフトやらなんやら使って、24,000円で購入しました。ここに収められたアルバムのうち半分以上は所有しているのですが、それでもまだ30枚以上持っていませんでした。バラで全部揃えようとした場合1枚2,000円としても6万近くの出費となるので、たとえ重複してもこれはお得だということで買ったわけです。

ぎっしりです
ぎっしりです

ただ、Amazonのサイトでもカスタマーレビューに書いている人がいたのですが、日本製のきっちりとした紙ジャケに比べるとずいぶん粗雑なつくりです。ビニールも噛ませずCDが直にスリーブに入っています。この辺は「モノにこだわる」人には我慢が出来ない部分かもしれません。

アルバムとしては『パリフェスティバル』(最初)から『オーラ』(ラスト)まで。ボーナスDVDとして『ライブ・イン・ヨーロッパ'67』が付いているようです。

左が『パリフェス』、右が『オーラ』、奥が『ヨーロッパライブ』
左が『パリフェス』、右が『オーラ』、奥が『ヨーロッパライブ』

まだ観ても聴いてもいません。うつけですね。

内容は確かなものなのでリンクをしておきます。

紅葉とカメラ

大学の紅葉もだいぶ色づいてきたので再びカメラで撮ってみましたが、設定を変えるとずいぶん違うようです。

普通に撮ると:

うぅむ・・・
うぅむ・・・

となって、さっぱりな色合いだったので、設定を「夕焼けモード」に変えてみると:

ふむ!
ふむ!

と、赤がいっきに映えました。

デジタルの道具に人間が介在しうる余地があるとうれしいものです。

馬鹿の買い物(2)

以前の記事でビリー・ホリデイのコロムビア全集を買い損なった話を書きましたが、つい先日Amazonのほしいものリストで再び買えるとの表示が出ていたので予約注文しました。こうした輸入版はどうも値段の変動が激しく、一番安い時を狙って予約しようと思ったのですが、Amazonでは予約から発送までの期間中に叩いた最安値で売るという決まりがあるみたいなので、迷わず予約して今日届きました。

安いぶん色気なし><
安いぶん色気なし><

安いぶん色気なく、ディスクもビニールをかませることなく、直接紙のスリットに入れられています。

心配していた音ですが、かつてのコロムビア全集のように、ノイズ除去のし過ぎで隣の部屋で流しているのを聴いているかのようなくぐもった音ではなく、ノイズも結構ありますがそれにも増して楽音成分が豊かでした。ちなみにもっと大馬鹿な買い物もしているのですが、それについてはまた届いてからにしましょう。

まだ手に入るようなので下にリンクを張っておきます。

また、ここに収められている楽曲についてはジャズブログのほうに記事があるので参照してください。

相棒8 第5話「背信の徒花」

相棒の第4話は官製談合をテーマにしたものですが、それ以上に深い感じがしました。(以下若干のネタバレというかヒントがあり)

今の日本の風潮として、官僚を描く時、「官僚はどこまで行っても悪(または組織にがんじがらめ)、庶民(特に田舎者)は純朴で善」という紋切り型で描くことが多いですが、この作品では見事にその図式を転換していました。ここには漱石の『こころ』における先生の叫びが聞き取れます。

「田舎者はなぜ悪くないんですか」・・・「田舎者は都会のものより、かえって悪い位なものです」
「金さ君。金を見るとどんな君子でも、すぐ悪人になるのさ」

こうした人間の苦い面も描きつつ、最後の右京さんの言葉はさわやかでした。

「(植え替えた木の)花が咲く頃、見に行くかと思いまして」

ここには、右京さんの人間に対する信頼が読み取れます。官僚といえどもその前に人間、人間のこころに咲く一輪の花に訴えかけたようです。この時はまだ官僚の心の花も咲いていなかったのでしょう、にべもなく断られますが、いつかその花が咲いたとき、彼は花を見に行くのかもしれません。

次回はミリタリー・オタクの話。この人種が私はとても嫌いですが、ゲストを見ると森田直幸や阪本奨悟が。この二人『女王の教室』に出てましたよ。天海先生の厳しい教育で軍事オタクになった・・・なんて展開ではなさそうです。

冬めいてきたというよりも、すっかり秋らしく

ここ数日気温が低いほうで安定してやっと秋めいてきましたが、街のほうはどちらかというともう無理矢理クリスマスムードに仕立てようと必死です。

東急スクエア前のツリー(トゥリー)
東急スクエア前のツリー(トゥリー)

この日は妙に気温も湿度も高く、梅雨空みたいな日だったので、電飾もちょっとしらじらしい感じで光っています。

Bal's Spicy Deliは少しづつ繁盛しているようで喜ばしい限り。メニューも増え、中でも「チーズナン」が美味。ナンのほのかな甘みとチーズのしょっぱさが絶妙の一品です。

銀紙が・・・・
銀紙が・・・・

テイクアウトの際は、こういうざっかけない銀紙にくるんでくれますが、これはこれで庶民的でいいです。

秋といえば創大キャンパスの紅葉もだいぶ進んできています。どうも紅葉は日の当たるところで速く、日陰で遅く進むようで、ロビー前のもみじはこんな感じに色づいています。

手前の枝が日向に出ているのでそこだけ紅く
手前の枝が日向に出ているのでそこだけ紅く

短大前のもみじは日当たりがいいのか、全体的に紅く。

暗くて手ブレ、おまけにピンボケ(;;)
暗くて手ブレ、おまけにピンボケ(;;)