骨折
翌日起きてみてみると、まだ腫れが引いてない。これは平先生行き決定。午後から丹木町の大学なので、午前中に行ってしまおうと9時ぐらいに行くと、もうお年寄りで満員。受付嬢にどれぐらいかかるか尋ねると、「多くの人がリハビリなので30分ぐらいですよ」と言われ、大人しく待つことに。
ところが10分もしないうちにレントゲン技師らしき女性が呼びに来てくれたので「最近の病院は手際が良い.感心感心」とレントゲン室に入ると、
「右足ですね?」
??
「いえ左手です」
「あっ、えーと?靱帯ではないのですか?」
そう、数年前の靱帯の件で来たと思われたのだ。数年前側副靱帯裂傷という、小規模の怪我のわりにややこしいサポータをつけなければならない怪我をしたのである。
「ではもう少しお待ちください」
ということで、今度はたっぷり40分待たされたあと、レントゲン、診察ということで平先生から「骨折ですね、手術が必要ですから仁和会の紹介状を書きましょう」。
ちょっと・・・いま、診断と治療方針をワンフレーズで言い切りませんでした?
「あの、手術はちょっと・・・」
「ま、それは仁和会の先生と相談して決めてください。手術なしって可能性もありますから」
と、可能性を微塵も感じさせない口調でおっしゃる。
「うぇあっかりました」と、こちらも納得したことを微塵も感じさせない口調で返事したが、先生はナースに何か指示していて聞いていなかったようだ。その後ナースに包帯と三角巾をセッティングされて診察終了。
ということで、紹介状込みで9千円支払って、店を出た。仁和会には翌日行くことにした。
大学では学生が「どうしたんだ、どうしたんだ」の嵐なので、事情を話すが、話が巧みなので(・∀・)爆笑されてしまった。ほんとうは同情されたかったのに。ま、嘘だけれどね。手術はあくまでもいやだったので、同僚の先生と話しながら「医師に無理矢理勧められた場合、宗教上の理由で・・・」で断ることにしようと決めた。これは西洋世界においてはなかなか強力なエクスキューズとなるのだ。むはは。