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「美味しんぼ」

暮れから正月にかけて、塾長からアニメ版「美味しんぼ」のDVDを借りて観ていました。私自身美味しんぼの大ファンでしたが、山岡結婚後の話はかなり荒唐無稽になってきて、ちょうど「豚肉でガンが治った」っていう話で単行本を買うのをやめました。しかし、初期から中期にかけての作品には傑作も多く、アニメ版も楽しく観られました。

特に印象に残ったのが「父のコロッケ」。落語「子別れ」の背後にある精神が理解できないブラックさんが、ちょうど似たような境遇にある相川料理長を密着取材してこの噺の勉強をするっていう話です。原作のマンガでは描かれていない「子別れ」を演ずるシーンが最後にあって、ブラック役の声優さんがとても上手い。こぶよりは確実に上手い。調べてみるとブラックの声優をやっているのは青野武、ちびまるこのおじいちゃん(さくら友蔵)の人と知ってびっくりしました。

しかし、なまじアニメを観ると、原作も読み返したくなっちゃったので、1巻から再読してました。

この「なまじ○○」というのは「ソルトピーナツ」(8巻2話)にでてきた言い回しです 8)

salt peanuts 1

この「ソルトピーナツ」という話は、久々に行ったジャズ喫茶が開店休業状態でもうすぐ閉店すると聞き、山岡が何とかするストーリー。ここでジャズ喫茶の親父さんが山岡たちに名盤をプレゼントするシーンがあります。

salt peanuts 2

この実物が下の2枚。

bud1bud2

A4マックスのスキャナーで読み取ったので端っこが切れていますが10インチ盤です。私は復刻で買いました。

ジャズといえば、「美声の源」(3巻7話)でソウルフードの話が出てきます。ここで山岡がオペラ嫌いのジャズファンだったと明かされるわけです。

soul food

ジャズ歌手サディー・フェイガンがビリー・ホリデイの名曲「奇妙な果実」を歌っています。サディー・フェイガンは架空のジャズ歌手ですが、この名前、実はビリー・ホリデイの母親の名前です。本当の発音は「セイディー」という感じですが"Sadie"とつづります。ビリー・ホリデイは芸名で本名はエリノラ・フェイガンといい、その母がセイディー・フェイガンなわけです。

下の写真はセイディーとビリーの2ショット。52丁目のクラブで撮られた写真です。もちろんセイディーはジャズ歌手ではありません。

sadie

One Trackback

  1. By バーテンダーになるには? on March 7, 2008 at 7:22 AM

    ストレート ノー チェイサーから始まるお話...

    これがどういう意味かバーテンダーはもちろんバーに行く人や興味がある人ならば理解できるでしょう。

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