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水性ボールペン(rollerball)

いろいろ調べていくと、どうやら水性ボールペンは日本で開発されそれが海外で大ヒットしたそうですが、詳しいことはトンボのサイトを見てもらえれば分かると思います。

水性ボールペンの長所は万年筆ほどではないにせよ筆圧をかけずにさらさらと字が書ける所です。これはそもそもの発想が「万年筆の書き味とボールペンの簡便性」を両立させようというコンセプトであったことからも当然だといえるでしょう。したがって、短所もまたここから導き出されます。それは「にじみやすい」点です。紙質にもよりますが、わら半紙やペーパーバック、あるいは薄紙の教科書などに張り切って書き込むとほぼ100%滲みます。紙質というのは不思議なもので、いわゆる1平方メートルあたりのグラム数(これが多いほど「厚い紙」となります)に比例するわけではなくて、薄手の紙でも滲まないものもあれば、厚紙なのにはげしく裏写りするものもあります。えてして教科書の紙は裏写りしやすいので水性ペンを使うときは気をつけた方がいいでしょう。

水性ボールペンには直液式と中綿式がありますが、文房具マニアがいつも取り上げる直液式水性ペンとしては次の3つが代表的です。

トンボのMonoballはまさに私にとって青春の筆記具でした。学生自治会に属していたので日に何枚もの報告書や書類を書かなければならなかったのですが、そうしたときにこのペンは非常に役立ちました。何というか神話ではないけれど、「報告書を書くならこのペンで」という雰囲気がありました。このペンの欠点は暑い時期になるとインクがドボッと漏れたりするんですよね。おまけに顔料インクということでなかなか落ちないので結構苦労しました。

パイロットのVcornはずっと後になって知ったものです。このペン、実は密かに水性ペンの最高傑作ではないかと思っています。筆圧をかけると楷書体が上手く書けるのは当然で、報告書をMonoballで書くときも、当然のように筆圧をかけていました。しかしこれだと水性ペンのメリットを消してしまうことになるわけです。しかし、筆圧をかけないとボールに引っ張られる感じで線がまっすぐ引けない。ところがこのVcornは低筆圧でも狙った線を書くことができるのです。この辺の事情は相性の問題もあると思いますが、Monoball一本槍の人は一度試してみたらいいと思います。線はMonoballに比べると若干細いですが液漏れの心配もなさそうです。

Ballぺんてるは日本を代表する文房具らしいのですが、どうも楷書体などきちんとした字体を必要とする報告書系には向いていないようです。というのも、線の太さがまちまちになりがちなんです。ある意味では万年筆にもっとも近い書き味で、上のリンク先の人も評していますが、きっちりした文字を書くよりもサラサラっと殴り書きをするときにこのペンは真価を発揮するように思います。もう一つこのペンで特筆すべきは青インクです。上の3つは青インクがどれも特徴的で、MonoballやVcornが鮮やかな青をしているのに対して、Ball ぺんてるの青は万年筆でいうブルーブラックに似てとても落ち着いた渋い青です。この青が好きでいまでもメモを取るときにこのBallぺんてるを使ったりします。

報告書や履歴書を書くとき、授業のノートを「ノート」に書き込んだりメモを取るとき、手書きのレポートを提出するとき、これらの水性ボールペンが役に立つでしょう。

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