国立近代美術館で開催されているゴーギャン展を見に行ってきました。
今度の連休は大学も塾もあってちっとも連休ではないので、今日思い立ったように出かけたわけです。本当は人が少なくなりそうなお盆の頃に行こうと思っていたのですが、新型インフルエンザにかかって、寝込んではいなかったものの外出を控えていたのでタイミングを失い、今日になりました。
九段下の駅を降りて坂道を??上がらずにお堀端沿いに北の丸公園のほうに歩いていきます。途中千代田区役所旧庁舎の横を通り過ぎます。
この建物は去年の年末に「笑ってはいけない新聞社」のロケ地となったところです。そのまままっすぐ行くと北の丸公園の入り口が。
このベランダで、ダウンタウンやココリコ、山ちゃんがタバコを吸いながらお堀を眺めていました。門をくぐると左に曲がり階段を上がっていきます。
しかし、この階段、写っている人が左側を降りていますがこれは正解で、真ん中あたりを登っていくと、段々と段が高くなり、最後のほうは階段だか石垣だか分からない高さになってよじ登らなければならないほど・・・
そのままみちなりに進むと吉田茂の像があります。
周りに柵が立てられ、なんか威張った感じで平民の侵入を阻んでいましたが、そのせいで鳥の糞が顔についてても平民たちが拭いてあげることもできません 😉 いい気味です。そのまま行くと公園内の大きな道に出るのでそこを左折してしばらく行くと科学技術館があります。
そして科学技術館をさらに通り過ぎて大通りをもう一度左に曲がると、国立近代美術館にたどり着きました。
三脚やフラッシュの禁止は普通ですが、ゴーギャン展は撮影そのものも禁止されているので要注意です。仕方がないのでお土産に買った絵葉書を撮影してみました。
この絵が今回の目玉で、「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」というタイトル(かどうかは不明ですが左上にそう書かれています)の作品です。この作品だけで一室使っていましたが巨大な絵で、圧倒されました。
この作品はかなり引喩的(アリューシブ)で象徴的なのですが、色そのものの多様さとそのズレ具合がジャズ、とりわけモンクの世界を感じさせました。
ゴーギャンとの出会いは高校時代で、その頃ゴーギャン好きのトランペット吹きがさかんに薦めてくるので図書館で図録を見て、なんかビリー・ホリデイが一杯写っているなぁなどとやり返していました。彼女のアルバム『ラバーマン』のジャケットの絵がなんかそれ風だったんです 😀
作品数もけっこう多くて1時間近くかけながら鑑賞してきました。
帰りはお堀を回って九段下に向かい、帰路に就きました。