日通ペリカン便のCMが面白い。
ディズニーランドに来たカップルの青年がぬいぐるみを買ってどこかに送ろうとしている。彼女のほうは「いったいどこに送るのよ?」と心配も手伝って切れ気味。配送センターで宛名を書くところを見て、青年の実家にいる妹のところだと分かり万事丸く収まる。夕日に向かって短髪の青年が微笑む、という展開のものです。
このCMは何年も前からやっていて、「山頂に望遠鏡」と並び日本通運の印象深いCMです。
この続編も出来て、今度はそのぬいぐるみが届けられ、妹が方言でお兄さんにお礼をいい、カップルは微笑んでいるというものです。これもわりと印象深い。
しかし、この二編がつながって放送されると奇妙なことになるんですね。というのはディズニーランドから送る時短髪だった青年は、妹の返事バージョンでは長髪に変わっているんです。同じモデルさんだと思います。
そうすると、「速さ」や「安全」を売りにする宅配便のCMとしては問題じゃないですかね(笑)髪が伸びる速度で荷物が届けられるなんて・・・江戸時代の飛脚だってもう少し速かったはずです。
あるいは、ひょっとすると時期が違うという設定なのでしょうか。だとすると、「この妹さん、お礼を言うのが随分遅くないですか?」との疑問がわきます。「誕生日プレゼント!」といっているんだけれど、あんなに髪が伸びたらもう、翌年の誕生日プレゼントになってしまいそうな勢いです。ひょっとするとプレゼントの催促をかねて、わざと自分の誕生日付近で前回のお礼の電話をしたとか?純朴な方言の陰にしたたかな計算が働いていますね(笑)