横浜みなとみらいで開催されたCP+2014に行ったことは前回の記事に書いたが、その際タムロンブースで新美敬子先生のセミナーを聴いた。その折り、マルタ島での「ナポレオン祭り」の写真を紹介しつつ、「このように被写体の外側から撮ったものは『作品』と云うより『記録』です。作品と呼べるような写真は内側に飛び込んでこそ撮れるものです」と云う話に感銘を受けた。
そこで今回の雪は、ベランダから(つまり雪という被写体の外側から)撮るのではなく、雪の中に飛び込んで撮ってみようと決心した。「作品」と呼べるようなものには到底仕上がっていないが、それでも室内からの写真とはかなり違うものが撮れた。
これらは、交差点を苦労して渡るカップル(アベック)にターゲットを絞った。
「写真なんか撮ってないで雪掻き手伝え!」と叱られると思いきや、「撮っていってよ」と声をかけてきて、カメラを向けたらズズズンと重機で迫ってきたおじちゃん。見回りをしている消防署の車にカメラを向けたらわざわざ一旦停止してくれた消防署員など、意外な発見も多かった。
今回の八王子界隈の雪害写真はこちらにまとめてある。
http://www.flickr.com/photos/52street/sets/72157640990290805/