『相棒』のシーズン9が始まった。
今回は「初回2時間スペシャル」ということもなく、普通に1時間番組のようにみえたが、やはり「つづく」だった。
石原軍団の徳重聡が出ているということで少し危惧して観ていたが、今週はあまり絡むことなく、最後に逃げていった 🙂
というのも彼のみならず、石原軍団の役者は概して単調で演技にひだがなく、その割りに(というかそれゆえ)演出を過剰にしてなんとか雰囲気を持たせることが多くてあまり好きな役者たちではないのである。冒頭で「軍団」臭い演出が垣間見えてはいたが、中盤からはいつもの相棒。
米沢さんがやたら強気で伊丹に対して、「私が(右京さんを)お呼びしましたが何か?」といったのが印象的だった。捜一との関係も、対立というより、半ばあきらめの雰囲気。後半、神戸が積極的に捜査にかかわってきたのに対し、右京さんが嬉しいくせに「にんまり」という表情を抑えつつ対応したところも印象深い。こういう演技ができないから「軍団」は嫌いなのである。